第3回「リスクマネジメント・チェックリスト」

 野外で活動する団体は「安全マニュアル」の整備が必須。
 しかし、分厚いマニュアルを毎日見るというのも大変なので、
 ポイントを抜き出して「リスクマネジメント・チェックリスト」を作っておくとよいです。

 グリーンシティ福岡は「計画」「事前準備」「実施」「事故発生時」「日常」の5段階に分けて
 59項目のチェックリストを作っています。
 箇条書きでA4判2ページくらいの分量です。例えばこんな項目。
   ・天候変化に対応できる代替プログラムは検討したか?(計画)
   ・参加者の年齢層や経験度合いを把握できているか?(事前準備)
   ・参加者の服装や保護具等に不備はないか?(実施)
   ・落ち着いて自らの安全を確保したか?(事故発生時)
   ・類似する活動の事故情報を収集しているか?(日常)
 一つ一つのチェック項目は当たり前のことばかりですが、
 漏れ・抜けが起きないようにしようと心掛けています。

 作成することと同じくらい大事なのが「必要なタイミングで目に留まる場所に置いておくこと」。
 「計画」や「事前準備」に関する項目は、スタッフミーティングをするテーブルの近くに
 ラミネートしてぶら下げておいたり、「実施」や「事故発生時」に関する項目は、
 手持ちの進行表の書式(原本)にあらかじめ記載しておいたり…。

 (イヤでも,笑)目に入るようにしておきましょう。

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