昆虫動画はじめました

生まれ育った福岡の地と、昆虫をべったり愛するスタッフ・伊東が身近な虫のカワイイ動画を作って、皆さんを「虫好き」にしていくコラムです。撮影は主に週末、同類の夫と野山に出かけ、色んな虫の変わった生き様を撮っています。

シリアゲムシ(2019年6月)

ブログを書こうとすると、前回からもう1か月も経つんだと毎回驚いています。
あ、毎回といいつつ、私のコラムはまだ3回目ですね。
毎月大体同じ頃に書くので個人的に1か月を振り返る良い機会ともなっています。
先月の今頃は南公園での「植物園里山ボランティア」で、咲き乱れる外来種ノハカタカラクサをみんなで抜いて駆除していました。来月また開催されるのですが、どんな影響が見て取れるのか楽しみです♪
「植物園里山ボランティア」は参加者募集中です。ご興味がおありの方は是非ご連絡ください!
過去の活動についてはGCFホームページ左側にある検索窓から「植物園里山」で検索検索ぅ!

 

さて、思いがけず事業の宣伝をしてしまいましたが、私のライフワーク、今月のむしむし動画をご紹介します。今回はその昔、本で読んでからずっと気になっていた「シリアゲムシの婚姻贈呈」について撮り収めました。当時、すぐに動画検索を掛けたもののヒットせず、私の中の「いつか生で見たいものリスト」に刻んでいたのですが、念願叶ってやっとその光景に出くわすことができました。

シリアゲムシとはその名の通り、お腹が上へ反り上がっていて、オスは先端にハサミのような器官を持っている虫です。まるでサソリのように。英名はScorpionflyというそうで納得。後半のflyは飛び方からでしょうか?それとも虫の死骸を食べるところから?
今回私が発見した時もオスが蛾の繭のようなものの中身を食べていました。
この虫は見た目の珍奇さもさることながら、「婚姻贈呈」といって交尾の時にオスがメスにエサをプレゼントすることで知られています。って文章で読んでも想像ができないので、動画をどうぞ!

シリアゲムシ自体は時期を選べば珍しい虫というわけでもありません。
(このシリアゲムシはヤマトシリアゲだと思っています。多分。)
ただ、自然下でこのタイミングに出くわし、すぐに撮影体制に入り、虫を逃がすことなく一部始終を撮り収めることは、週末虫屋の私たち夫婦にはなかなかの奇跡です。
私は発見して「撮ってー!」と一言夫に指図しただけですが、帰りにとらやミートセンターでちょっと良い肉を買って、自宅で撮れ高を確認しながら勝利の味を噛みしめました。虫っていいですね。

ゴイシシジミ(2019年5月)

早いもので入社してもうすぐ2か月です。
これまで初めて経験することがたくさんあって、中でもスプーンの木彫りに興味を持ち始めています。あ、でもノハカタカラクサの草木染めも楽しかったな〜。シュロの葉でも染めてみたいな〜。
ちょっと余裕ができてきて、楽しく日々を送っています。

 

さて、今回の虫ですが、ゴイシシジミを紹介します。
このシジミチョウの私が好きなポイントは、大きくて真っ黒な目に白くて太い脚、キュートな見た目に反して幼虫が肉食であるということです。幼虫はタケ・ササにつくアブラムシを捕食します。成虫もアブラムシが出す甘露のみ(多分)を吸って暮らしています。

g2-2.jpg上から葉の上に落ちてきたアブラムシの甘露を吸うゴイシシジミ(成虫)
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ササコナフキツノアブラムシのコロニーで見つけた幼虫(ササの葉裏)

薄暗い竹やぶが近くにあったら、葉っぱの裏に↑のようなアブラムシのコロニーが無いか探してみてください。コロニーの中にはもしかしたらゴイシジミの他にも、同様にアブラムシを食べるヒラタアブやカゲロウの幼虫が潜んでいるかもしれません。
また、今回動画に出てくるアブラムシはササコナフキツノアブラムシという種類で、外敵に対して攻撃を加える役割を担った兵隊アブラムシがいることで知られています。残念ながら、今回は映っていないようです。これまた宿題です。

ニホンミツバチ(2019年4月)

初めまして。新スタッフの伊東しおりです。
初めてなのにタイトルで「続?」とお思いの方、実は私、2018年1月のトークカフェ「びっくり!動画で見るふくおかの虫」で講師をさせていただいた伊東竜平の隣にいた妻です。コラムのタイトルは悩んだ末、「続」をくっつけてそのまま使ってしまいました。よく「大胆だね」と言われます。どうぞ宜しくお願い致します。


さて、早速ですが、今月の個人的ヒット。ニホンミツバチを紹介したいと思います。
ニホンミツバチは名前の通り、元々日本にいたミツバチです。よく似た虫に農家や養蜂家が仕入れて飼っているセイヨウミツバチというハチがいますが、地味〜な体色の方がニホンです。性格はとても温厚で、時期を選べば巣に近づいても攻撃しません。

nihon1.jpgseiyo1.jpg

このニホンミツバチ、農薬等の影響で数を減らしているそうです。
何とか助けになってやりたい一心(+ハチミツの味が気になるちょっとの下心)で数年前に巣箱を作成し、入居してくれるのを待っていましたが、なんと今年、入ってくれました!私たちの仕掛けた箱の隣にあるS理事の箱に・・!

ということで、今回は巣の入り口にマクロレンズを突き付けて、花粉団子を脚に、蜜をお腹にたっぷり集めて帰ってくるハチ達と、これから出掛けるサッパリしたハチ達を大きく映した動画を作りました。

団子を貯めこむ後脚は、平べったくて何か仕組みを秘めているのでしょうね。出発前は大事な触覚を一度掃除して出ていくハチ達の姿も見られました。そんな慎重派になりたいものです。


ニホンミツバチの行動範囲は約2kmと言われていますが、天神の花壇でも見かけたことがあります。この地味〜なミツバチを見かけたなら、そこから2km圏内にニホンミツバチの巣があるのでしょう。私達の住む街にもこんな可愛らしいハチ達が賢明に命を繋いでいることを是非、みなさんも想像してみてください。