安全管理のコラム 第24回「枝や串のこと」 2017年12月

寒い冬の時期の焚き火はとても楽しいです。

マシュマロは焚き火で焼くとまるで別の食べもののようにおいしい。火傷にも注意ですが,マシュマロを焼く時などに使う枝や串といったものにも気をつけましょう,というお話です。

1999年7月に起きた「割り箸事故」は当時メディアに盛んに取り上げられました。東京都杉並区の盆踊り大会。綿菓子の割り箸を咥えていた4歳児が転んで喉に刺し,翌日,亡くなった事故です。社会的に注目されたのは,その後の刑事及び民事訴訟で救急で対応した医師の過失が問われたからでしょう。救急医療のあり方に大きな影響を与えたと言われています。

焚き火や野外調理などの場面でそのような事故が起きないようにしたい。
そのためにも,枝や串,箸などを口にくわえながらはもちろん,手に握ったまま走らないように声がけしています。未就学や小学校低学年の子どもたちは,一度や二度の注意で守れるとは限りませんので,その都度,声をかけることになります。

枝や串の形状としては,先端をむやみに鋭くしない方がいいでしょう。
また,長さについては転んだ時に手に持った棒がちょうど顔にあたる長さ(20cm30cm)よりは,60cmかそれ以上の長さの方が安全じゃないかと考えています(そもそもマシュマロ用だとしたら短いと熱すぎて使えませんけれど…)。枝や串を使い終わった後どうするか?置き場を決めたり,回収したりするのもポイントです。

口に運ぶものではありませんが,オリエンテーリングやクイズラリーなどで使う鉛筆やボールペンにもハラハラしています。記入用のシートとペンを手に,各自でフィールドを歩き回ってクイズに答えたりゴールを目指したりする体験です。楽しくなったり,焦ってきたら走り出してしまうのも無理ありません。スタート地点の説明で「ゆっくり近づいて探してね」と伝えたり,刺さりにくい筆記具にしたり,タイムや順位を競わないルールにしたり,といったことに気を配っています。

「割り箸 事故」などで検索すると,参考文献二つ目のような記事も見つかります。発生件数や頻度はわかりませんが,現実に起こりうる事故だと言えそうです。

参考文献:
 ウィキペディア,
 https://ja.wikipedia.org/wiki/杏林大病院割りばし死事件(2017.11.18.閲覧)
 ヘルスプレス,
 http://healthpress.jp/2017/03/post-2851.html(2017.12.07.閲覧)
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