安全管理のコラム第36回「インフルエンザを広めない」2019年1月

1月9日に厚生労働省は,12月24-30日の全国のインフルエンザの患者数が1医療機関あたり11.17人となり,注意報レベルになったと発表しました。

ちなみに福岡県だと同じ週で13.59人。この定点医療機関の1週間のインフルエンザ患者の平均人数である「定点あたり報告数」が10人を超えると「注意報レベル」で,4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いとされています。さらに30人を超えると大きな流行と解釈され「警報レベル」となります。

福岡県内のインフルエンザの流行情報はこちら。(2019.01.09.閲覧)
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/seasonal-flu-alert-2018-2019.html
少しスクロールすると過去5年間の流行状況のグラフがありますね。2017-2018シーズンの「定点当たり報告数」は1月下旬の時点で80人を超えており大変な流行だったことがわかります。また2015-2016シーズンは全体的に時期が遅れて2月に入って本格化,3月でもまだピークが収まっていなかった様子がわかります。
いずれにしても1-2月はインフルエンザの流行期。体験プログラムや会議・ワークショップなどを企画運営する立場としては,目の前で「アウトブレイク」を起こさないように気をつけることも安全管理の一つと言えます。

そのためには参加者やスタッフ一人ひとりが予防に努め,体調が悪い時は出席しないというのが基本ですが,イベントの事務局としてできることもいくつかありそうです。
例えば,手洗い場所をアナウンスしたり,マスクしていてもOKと伝えたりすること。たまに気兼ねしてマスクを外す方もあります。室内のイベントであれば,休憩時間に窓を開けて空気の入れ替えをすること。グリーンシティでは経験がありませんが,施設管理者だったら加湿器の設置もアリかもしれません。湿度を高めることでウイルスの飛散が抑えられるそうです。

体験プログラムならではなのが,アイスブレイクを非接触系のものにすることです。ワークショップの冒頭で行う,短いゲーム形式の自己紹介や仲間づくりのことをアイスブレイクと言います。いろんな種類のワークがありますが,ペアを見つけて握手するなど,接触を伴うワークは流行期に行わない方がいいんじゃないかと思っています。

また「お茶コーナー」について。ワークショップの内容や長さによっては,クラッカーにジャムを乗せて食べられるようにしておくとか,ちょっとした軽食程度のものを用意することもあるでしょう。しかしインフルエンザ時期は,スプーンや取り箸を共用しないように市販の個包装のものにしておくのが無難。ただ,お茶コーナー自体はこまめにお茶を飲むことがインフルエンザ予防に効果があると思っています。

お茶コーナーの一角にはアルコールスプレーと使い捨てマスクを置いておき「ご自由にどうぞ」としておくのもアイデアです。スタッフが気が付いた時に,ドアノブやポットのボタンなどをアルコールで拭くのもよいかもしれません。使い捨てマスクは救急セットの中ではなく,使ってもらいやすい場所に出しておくとよいです。このあたりは,会場の雰囲気や出席者数にもよるので,どこまで準備するかはそれぞれだと思います。

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