安全管理のコラム第48回「セーフティトークの3ステップ」2020年2月

ガイドツアーや保全作業などを始める時のオリエンテーションは安全管理の意味でも重要。タイムスケジュールや天候の注意,立ち入り禁止区域,道具の使い方などを説明し,事故が起きないようにするものです。オリエンテーションの中でも,特に安全に関する部分は「セーフティトーク」と呼ばれます。


オリエンテーションやセーフティトークをする時は「組み立て,場をつくり,表現する」の3ステップを意識するとよいです。

最初の「組み立てる」は,事前に話す内容を組み立てておくということ。
安全について話しておくとよいことって「今日は暑いから熱中症と水分補給のこと…,服装については…,園路を離れると急斜面があるので…,この道具を使う場合は…」などいろいろ。まずはそれらを洗い出すのがスタートです。
と言っても,それら全てを長々と説明しても聞く側は覚えられないし興醒めしてしまうかもしれません。口頭で説明して伝わるのはきっと2〜4項目が限度。「今日は言わなくていいこと」「現場でその都度,注意喚起すること」「優先度が低いので時間が空いたらお話しすればよいこと」などを省いて絞り込みます。その上で,絞り込んだ内容をどんな順番で話すのが効果的かを考えます。

次の「場をつくる」は,集まる場所やお互いの距離感のこと。
屋外でオリエンテーションやセーフティトークを行う場合,集まる場所が大事です。
車やその他の騒音がうるさくないか?参加者から太陽がまぶしくないか?他の一般市民の通行の妨げにならないか?などに気をつけ,落ち着いて説明ができる場所を選びます。
また,みんなが散り散りに立っていたり,遠巻きに見ていたりすると声が届きません。集まった時にイマイチ遠いなあと感じたら「あと2歩,前にお進みください」などと言って,ギュッと近づくのがよいと思います。いきなりしゃべり出す前に,落ち着いて話を聞ける場をつくることが大事です。

三つ目の「表現する」は,口や表情,身振り手振りで伝えること。
人前でしゃべる時,慣れてない方は自然と声が高く,スピードも速くなりがちです。少しだけ,ゆっくり,落ち着いた声を心がけるとよいようです。
また,顔や体は参加者の方を向けること。手元のメモを見ながらの場合でも,なるべく顔は上げておきたいですね。目線を配ることもポイントです。参加者一人ひとりの顔を順に見ながら話をすると,参加者を歓迎する気持ちがお伝えできると思います。
表情や身振り手振りも大切ですが,それぞれの人の個性や持ち味があると思います。


「適切な情報提供」は安全管理の上で不可欠です。
効果的なオリエンテーション&セーフティトークが行われますように!

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