第11回 ただそこにあるもの(2022年6月)

都会でも簡単に見つけられる自然の1つは、空かもしれません。

 

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空を見上げると、なんだか気持ちが落ち着きますよね。

 

流れる雲を見つめたり、雲間から差し込む光に見惚れたり、ふしぎな形の雲を見つめたり…。

 

ふと気持ちが穏やかになったり、焦っている気持ちが落ち着いたりします。

そんなところから、ちょっと自分を見つめ直したり、新しいアイデアがひらめいたりすることもあります。

不思議なものです。

 

空に限らず、自然の風景ってそんなところがあるなぁと思います。

ただそこにある自然が、何か気持ちにゆとりをくれたり、アイデアを与えてくれたりします。

もっとも「雨が降ると困るなぁ」とか「そろそろ草を刈らなくちゃ」と、邪念が生まれることもありますが……。

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一方、仕事に集中できているときは、なぜだか「ただそこにあるもの」は目に入ってきません。

たぶん視界には入っているのに、単なる背景のように、意識しなくなっています。不思議なものです。

視覚情報に限らず、虫の音や鳥のさえずり、草木の香り、風の感触、そうしたものすべてに、同じことが言えますね。


逆に、意識的に身体全体で思い切りそうした環境情報に浸かってみるというのもあります。

マインドフルネスと言わんばかりに、すべてを感じるままに感じながら散歩すると、とても良い息抜きになります。

意外と良いアイデアがひらめいたり、気付きがあったりするのも、そうした時間です。



 

 

ただそこにあるものを、そのまま感じてみる。

 

ただそこにあるものを意識しないまま、何かに集中する。

 

正反対のことのようで、すごく近いことのようにも感じます。

この両側を適度に行き来しながら仕事をするのが、庭先リモートワークの良いリズムなのかなぁ…

 

 

…と、集中できないときにぼんやりと考えていました。