8ヶ月ぶりにコラム復活です!パチパチパチ。

来週16日は、東京の地球環境パートナーシッププラザで行われる「現場の声をもとに考える里山・森林ボランティアの安全管理」で進行役として出席する予定です。森林ボランティアの安全管理についていくつか話題提供をいただいた後、ディスカッションをする予定です。

その出席にあたっての自分用のメモを今回のコラムにします(当日、この内容の話題提供は予定してません)。来月は、出席して気づいたことや共有したいことをまとめようと思います。

以下、メモ。
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安全管理の「全体像」を見渡したい。
その意味でCONEリスクマネジャーなどの講習を受けるのも効果的。

特に「事故を起こさないためにできること」っていろんな分野・切り口で無数にある。その視野を広げるのが大切。「起きた後の対応」も不可欠だし救急講座や保険加入も必須ではあるけど、それで安心してるのはヤバイ。

 

安全管理は、
活動を制限するために行うものではなく、
活動を続けるために行うもの。

あれもダメこれもダメ、こうしなくちゃダメという口調になることもある。仕方がない面もあるけれど。「安全管理は活動を安心して続けていくために行うもの」という考えを根っこにして、「これをしたいのであれば、これが必要」といった態度でいたい。で、それはかなり高度で難しいことな気がするけれど。

 

多様な人を受け入れる活動には、
多様な成果が内包されている。

森林ボランティアは市民活動の一つなので、多様な人を受け入れ、多様な成果を育てるような場であってほしい。自分たちの気持ちや関心、人数や経験度など、身の丈にあった活動を選ぶのが大事。「私たちの手に余るからこの作業はしない」とか。それに応じて必要十分な頻度や精度、労力をかけて安全管理を行いたい。

 

日頃の習慣に落とし込むのに必要なのは
根性ではなく技術。

安全管理の取り組みは、いかに自分たちに無理なく日頃の習慣に落とし込めるかがカギ。「必要な項目は網羅しているけど書くのがそんなにめんどくさくない書式を作る」とか、「多少のイレギュラーがあっても吸収できる作業計画を立てる」とか、「初めての人でもわかる道具の置き場所を決める」とか、「ミーティングや確認の時間をあらかじめ折り込んでおく」とか、「注意書きが目に留まる場所に来るように書く」とか。これらに必要なのは根性ではなく技術。お互いに教えあうことができる。

 

ボヤッとしてる人や時間も、あれはあれでいいもの。
「リダンダンシー」と呼べばかっこいい。

…んじゃないかな?
ボヤッとするなら安全な場所でどぞ。

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