生きものとわたしたちのくらしトーク・カフェ「もっと気軽に!子どもと楽しむ自然体験」を開催しました。

「生きものと私たちのくらしトーク・カフェ」とは、生物多様性に関心がある方が集まり、一緒に学び、交流するイベントです。今年度第1回目のゲストはあっちゃんとしおりん!それぞれ「こうのす山であそぼう会」、「博多昆虫同好会」に所属する2人に、小さなお子さんと気軽に自然体験を楽しむためのアイデアや注意点などをお話してもらいました。

まずはあっちゃんから。

「こうのす山であそぼう会」活動日の様子を紹介。福岡市の中心部にある鴻巣山で、主に2~5歳の子ども達が木の実を集めたり、秘密基地を作ったり、落ち葉でお風呂を作ったり、思うままに遊んでいるステキな写真を見せてくれました。どれも「わあ~いいな~」と自然と微笑んでしまうような光景です。そんな時スタッフや親御さんは手を出したり口を挟まずにただ見守っているのだそう。子ども達の自主性を尊重し、危険がない限りは子どものペースに任せることを大事にしているとのこと。「自然体験」というと、つい大人は何か提供してしまいそうですが、安全だけ気にかけてただ見守るというのも1つの方法ですね。
そんなあっちゃんからのオススメは「いいなと思った場所に繰り返し行ってみる」こと。何度も訪れた場所なら子どもが自信を持って進むことができるし、季節を通してその場所の良さを発見できるって。本当ね!

続いてしおりん。

「博多昆虫同好会」会員のしおりんは現在2歳の双子ちゃんにも虫や生きものを好きになってもらおうと、たくさん自然にふれあわせているそう。保育園のお迎え後は色んな所へより道。最近だと暑い時期だけ川に上がってくるクロダイを見つけて子ども達が「ちぬ、いっぱいいる!!」と喜んでいるんですって。日々進んでいく自然の移り変わりを日常で感じて欲しい思いがあるそう。そんなしおりんからは「生きものを探すコツ、生きものとのふれあい方、注意している生きもの」について話してもらいました。GCFの観察会でも大活躍している透明ケースや、網のふり方の紹介の他、捕まえずに楽しむ方法など、ユニークな情報を提供!中でも「クマゼミの鳴きマネ」はほんと簡単で誰でもマネができちゃうのでみんなでやってみましたよ。会場は一瞬夏が戻ってきたようでした(笑)

話題提供の後はかえってきました!長めのお茶休憩!
今年度から以前のトークカフェのように、お茶・お菓子を楽しみながらおしゃべりしたり、生きもの書籍を手にしたり、参加者が自由に過ごす時間が復活。やっぱりとってもいいですね。今回はしおりんが捕まえてきた虫コーナーもあり、みなさんウロウロ周りながら楽し気に過ごされていました。

そしてグループトークの時間も復活。参加者同士の距離に気をつけて、自己紹介、ゲストの話を聞いて感じたことなどを自由におしゃべりしました。

最後の質問コーナーでは、子ども達と自然体験をする際の声掛けの仕方やおすすめの虫よけスプレーについてなどあがっていました。

次回のトーク・カフェは10/15(日)「まちなかの木々を愛でる」。
ゲストは森の案内人・三浦豊さんです。お席がだんだん埋まってきていますのでお早めに~!