使えそうで使えない少し使えるフレームワークをご紹介する第4弾。

 モヤモヤしたことや悩み、問題などを書き出して、自分で相談する時用の枠組みです。

 

0)ノートか紙を準備します。下の図はノートの見開きを使っているイメージですが、A4用紙を横向きに使ったりしてもよいです。左半分はそのまま全体を使う、右半分は下寄りに「T」の字の線を引いて3分割します。

1)まずは左半分が「荷下ろしゾーン」。モヤモヤしている内容を思いつくまま書いていきます。誰に見せるものでもないので、落書きのように、浮かんできたことを書き殴るイメージ。きれいに書くことは目的ではありません。頭の中の「荷下ろし」が目的なのでそれで十分。

2)右半分の上のあたりに「現状のまとめ」を箇条書きにします。「荷下ろしゾーン」に書いたものをジッと見つめて、今のモヤモヤした状況はつまりどういうことか?自分なりに要約してみます。

3)右半分の下側は左右二つに分かれます。まず右側は「予防策」のエリア。今のモヤモヤした状況を避けたり、今後起こさないためにできる「予防策」を考え、書き出します。

4)残る右半分の左下のエリアは、現状のモヤモヤに対する見方を変えて、なるべくポジティブな見方をして気づいたことを書きます。自分自身の強みに気づいたり、相手への理解が深まったり、状況を逆手にとったアイデアが生まれたりするかもしれません。

 2010年頃から個人的にやっているのですが、似たようなワークは他にもありそうです。ご存知の方は教えてください。

 まあ、必ずしもこの枠組みで書かなくてもよいですし、自分もたいてい左半分を書くとスッキリしてそれでOKとなったりします。この書き方の目標は、モヤモヤした現状が少しでもすっきりし、何かしら行動が起こせるようになること、です。そのための提案は「頭の中でグルグル悩まず、荷下ろししよう」と「それを避けるための予防策も大事だけど、良い面もあるかもしれない」の二つです。