今年1月2日に羽田空港で発生したJALと海上保安庁の衝突事故について。

翌1月3日には、航空安全推進連絡会議から緊急声明が発表されました。

詳しくは下記URLからどうぞ。

 

航空安全推進連絡会議(JFAS)

https://jfas-sky.jp

 

航空業界のことも航空機事故のことも詳しくはありませんが、私なりに要約するとこんな感じ。

 ・航空機事故を警察が捜査したことで原因究明に支障が出た事例がある。

 ・犯罪捜査と、事故原因究明のための調査は別物。

 ・国際ルールに則り「事故原因究明のための調査」を優先して。

 

なるほど。

何かの犯罪を対象にした時の「捜査」と、再発防止を目的にした原因究明の「調査」とでは、進め方や関係者の態度も変わるのでしょう。今回の緊急声明はその点が勉強になりました。

 

これを受けて、ちょこっと個人的な感想ですが、日頃の業務やイベントでトラブルやミスが起きた時も同じかもしれません。

発生したトラブルに対して「犯人探し」を行うか、「再発防止のための調査」を行うかで、組織の雰囲気や人間関係が変わってきそう。そして、長い目で見たら組織の安全管理に重大な影響を与えると思います。隠蔽とかのかたちで。

もちろん、後者の「再発防止のための調査」でいることが大事だと思っています。けれど自分でそう思っていても客観的にそう受け止められているかというと難しい…というか奥深いですね。言葉遣いの違いや当事者同士の人間関係、人によって受け止め方が違うことなど、中間管理職の人や学校教員だけでなく、親子関係でも友人関係でも、全国で3,000万人くらいの人が日々悩んでそうです。