安全管理のコラム第55回「オンラインイベントの保険」2020年10月

オンラインイベントが盛んになってきました。

講演会,分科会があるようなシンポジウム,資格の研修,料理教室やヨガ教室などもあります。
グリーンシティ福岡でも、オンライン観察会「ZOOM de かんさつ会」のほか、いくつかの研修、会場参加とオンライン参加の両方があるハイブリッドのワークショップなどをやってきました。

そんなオンラインイベントの保険ってどう考えたらいいんでしょう?
オンラインイベントは、移動や転倒、危険生物などのリスクが少ないです。そもそも参加者はそれぞれの自宅など離れた場所にいるので、その安全管理まで責任を負うことができるのかどうか?
よくわかりません。

そんな中,来月実施予定なのが「オンライン de 木のマグネット」というイベントです。
森の中から中継して樹木や生きものの観察をしつつ,森の手入れで出た材を使ったクラフト体験を行います。
参加者の皆さんはご家庭のパソコンやタブレットの前で,解説を視聴しながらクラフト体験を行います。
紙やすりを使ったリスクの少ない作業とは言え,手を削ったり,手が触れて貴重品を壊したり,などの事故が考えられないわけではありません。

今後のプログラムの発展も考えて、保険の代理店さんに尋ねてみました。
あくまでグリーンシティ福岡で加入している保険についてです。

<傷害保険>

 ・オンライン上でも保険適用の判断は参加が確定出来る場合に限る。
 ・今まで通り、事故があれば参加者名簿を提出する。
との回答だったので,参加者が確定できるのであれば対象となるということだと思います。
しかし、例えば「参加途中に抜け出して銀行に行って事故にあった」のは対象外です。

<賠償責任保険>

 ・オンライン上でも法律上の賠償責任を被る損害には保険適用できる。
 (対象は「第三者(観客等)」「参加者」の2つの場合が考えられる)
 ・訴訟された場合の,訴訟に関する費用,過失が認められた場合の賠償金などが補償される。
と回答をいただきました。
ただ,主催者側に法律上の責任があるかの認定が,オンラインでは,より難しいかもしれないと想像します。万が一の場合は,早めに代理店や場合によっては弁護士などに相談する必要があるかもです。

オンラインイベントでも適用されることをうたった保険では「ヨガの保険」があります。
もともとヨガ教室では「指導の仕方で身体を痛めた」という訴えがありそうです。自粛期間中にオンライン指導が増えてきたことが背景にこのような保険のニーズも高まったのだと思います。


オンラインイベントでどのような保険に加入するか?もしくは加入しないか?はイベントの内容によると思います。
各団体,各事業でぜひご検討を!