私の勤務はリモートが主体とは言え、イベントの際などに現場に出ることもしばしばあります。
特に緊急事態宣言明けの10月は、現場仕事がたくさんありました。
そんな現場仕事のなかでも、家庭と職場の「エコトーン」を感じることがあります。
それは、かなたけの里公園での生きもの調査。(普段のかなたけの里公園生きもの調査の様子はこちら)
毎月、日本野鳥の会福岡支部のみなさんのご協力のもとに行う生きもの調査。
私はいつも陸貝(かたつむり)担当として同行しているのですが、しばしば子連れで調査させていただいているのです。

これは昨年2月の雪の日の調査。
雨の日も晴れの日も雪の日も行われる調査は、息子にとっては「森のようちえん」のようなもの。彼自身も「スズメバチを見つけたい」「ヘビを見つけたい」と言って、一緒に来たがります。危険生物好きなので…。
園に通っていたり、緊急事態宣言が出されたりで、しばらく子連れ調査はしていませんでしたが、今月は久しぶりに子連れで調査に参加しました。

春に弟が誕生して以来、すっかり赤ちゃん好きになった息子。
この日は友人夫妻が赤ちゃんを連れてきていたので、なかなか離れようとしません。

ようやく調査開始早々、息子はハラビロカマキリにふれようとして威嚇されました。

すきあらばフユイチゴを探し始める息子。

日本野鳥の会九州支部のみなさんは、人見知りして無口だった息子も、あまり人見知りしなくなってちょっかいを出す息子も、暖かく見守ってくださいます。

野鳥の会の方からヤマノイモの実をいただいて、文字通り「天狗」になりました。
ただ、息子の歩くペースは気ままなので、集団から離れることもしばしばです。
まぁ、かたつむり調査は野鳥調査のペースとは違うので、そもそも離れがちではありますが、今回も後半は私と息子の2人きり。

フユイチゴ探しに余念がなく…

手頃な武器(木の棒)を発見したり…

落ちたガマの穂を見つけて、綿毛だらけになったりしていました。
その傍らで、私はかたつむり調査です。たまに、息子が先に見つけて教えてくれることもあります。

この日もたくさんのかたつむりがいましたが、いつもよりは少なめ。
やっぱり寒くなってきた影響でしょうか。
さて、そんな生きもの調査も、お昼で終了です。
みなさんとお別れしたあとは、私は家に帰り、調査まとめなどの事務作業。
その間、息子は妻とシャボン玉遊びなどをしておりました。

勤務終了後に、私が納屋の裏でたくさんのむかごを発見したので、息子が細かく刻んで、妻が「野草チヂミ」の材料に追加。
そんなこんなであっという間にこの日も終わりました。
「生きもの調査」は彼にとって、自然遊びだけでなく、いろいろな自然好きな大人にも出会える貴重な場。
子連れで同行させていただいて、ありがたい限りです。