満開だったクズの花も、先日の台風ですっかり散ってしまいました。
クズは我がもの顔で樹木に覆いかぶさっているので、この時期「ピンクの花が咲いてるあの木はなんだろう?」と一瞬騙されそうになります。

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厄介モノとして扱われがちなクズですが、花はとてもきれいですし、近くを通るとふわっと甘い、濃厚な香りが漂ってきます。

 

実は1年前、クズの花を使ってリースを作ろうとしていたのですが、あまりきれいに乾燥させられなかったので使わずにいました。

 

そこで今回はリベンジです。
なるべく咲きたての若い花を採取することにしました。
乾燥させると濃いむらさき色になり、花が落ちてしまうこともなく大成功。

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もう一つのメインはクズの花色とは対照的な、白いジュズダマを使うことにしました。若い実を乾燥させると白くなるんですよね。

私はイネ科植物に花粉アレルギーがあるので、採取後すぐに花を取り除いて乾燥させました。

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今回はジュズダマの、ちょっとごっつい葉も使いますよ。
まずは、葉をリース台に付けて流れを作っていきます。
その後、白いジュズダマ、それからクズの花をあしらっていきます。
クズは先端をカットして花の部分だけを使うことにしました。咲きたてとはいえ、花がぽろぽろと取れやすいので慎重に扱います。

 

サルスベリの明るいピンクの花やヨウシュヤマゴボウを足してポイントに、カヤツリグサで動きをつけていきます。

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最後に、チガヤの葉をリボンのように垂らして完成です。

 

草花を採取する際は私有地や保護地域でないか、ご確認ください。