茎や葉っぱはガサガサトゲトゲしていて雑草感丸出しなのに、小さな白い花は素朴で可憐。
真夏でも真冬でも咲いていて、かなりタフ。
群生して風に揺れる姿は、爽やかでなかなか圧巻。

そんなヒメジョオンを、今年は例年よりもあちらこちらで見かけるような気がします。
草刈りされずに、爽やかな光景を見せてくれてありがとう!
素朴な立ち姿にいつも元気をもらっています。

知人のお子さんが、この花のことを「あっかんべーの花」と呼んでいるそうです。
お花を萼の方から持って二つに折り潰すと、黄色い筒状花がベロンと出てくるからだそう。
私もやってみましたが…

筒状花は出てきませんでした。潰し足りなかったのかな?
だけど、白い舌状花の様子は、なんだか「あっかんべー」ってしているようにも見えますよ。
子ども時代に、身近な草花で遊べる環境があるってステキですね。

 

今回はヒメジョオンを主役にして、丸く束ねたリースを作成。
ポイントに、ノアザミの”綿毛が飛んだ後の萼”をあしらって、ネズミムギで流れをつけました。

束ねながら脳裏をチラつくのは「らんまん」の万太郎さん。
オープニングの最後に、ヒメジョオンっぽいお花を握って笑いかけている、あのシーン。
真摯に前に進んでいく万太郎さんに毎朝元気をもらっているので、いい気分で作ることができました。

 

※草花を採取する際は、市有地や保護地域でないかご確認ください。