眩しい太陽のもと、ワサワサと伸びているイネ科の草。
シュッとした葉っぱはどれも同じように見えるのに、背の高さや穂の形はさまざま。
キョロキョロしながら歩いていると、いろんな種類のイネ科植物があることに気がつきます。

9月はそんなイネ科の草たちと、少し前にいただいていた美しいホオズキを使ってみることにしました。

リースベースは、長さがあるのに比較的柔らかなチガヤの葉。
クルッと、ちょっとだけラフに丸くまとめます。

材を付ける部分のベースも、チガヤで作ってみることにしました。
短めの柔らかい葉2〜3本で輪っかを作り、他の草の穂先と合わせて小さな束を作ります。
敢えて枯れた部分も混ぜて、秋の気配を演出。

たくさん作ったチガヤ束を、どんどんベースに付けていきます。
横に寝せて幅を出したり、逆に立てて立体感を出したり。
だいたいの形ができたらホオズキをあしらって、集めていた穂先で仕上げていきます。

ホオズキの存在感…!(笑)

今回使ったのは、
おなじみのチガヤ、ジュズダマ、エノコログサ。
既に実になり赤米のようなセイバンモロコシ、
儚げに揺れているけど、要注意外来生物に指定されているシナダレスズメガヤ、
タチスズメノヒエに、チンアナゴのようにひょろっとしたイネ科植物。

おぉ、これはタネを飛ばさないように慎重に取り扱わないと…!

まもなく稲刈りシーズン。
ホオズキの朱色も相まって、豊かな実りをイメージしたリースとなりました。

 

※植物を採取する際は、私有地や保護地域でないかご確認ください。