早良区の有住小学校6年生へ、 ビオトープの生きものを観察する授業を行いました。


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有住小学校のビオトープは8年前に作られたとのこと。
周りには様々な樹種の木が植栽され、
小さいながらもとてもよい雰囲気のビオトープです。
今までじっくり授業でビオトープに接する機会がなかった、とのことで
今回は池の藻や泥の中に棲んでいるような、
小さな生きものまで観察してみました。

今回ビオトープ周りで出会えた生きものたちは、
シオカラトンボの仲間のヤゴ、アカトンボの仲間のヤゴ、ヌマエビの仲間、
サカマキガイ、イトミミズ、ヒル、アメンボ、メダカ、トノサマガエル、
トノサマガエルのオタマジャクシ、オオシオカラトンボ など
でした。

ちなみに、トノサマガエルは福岡では絶滅危惧ⅠB類に指定されており、
平野部では全国的にほとんど見られなくなっています。
団地の真ん中にある小学校の中で、トノサマガエルの繁殖が確認できるとは!!
ちなみに、子どもたちが言うには、成体のトノサマガエルは3匹住んでいるとのこと。

今回のことをきっかけに、ビオトープをもっと身近に感じ、
いろんな生きものたちのすみかとして役割を果たしていることを、
実感してもらえればいいなぁと思います。