福岡市西区のかなたけの里公園で、毎月1回、生きものの生息状況調査を行っています。
野鳥を中心に、主にどんな生きものが見られるか確認しながら
公園の畑の周りを2時間ほど歩きます。
今朝は、今シーズン一番の冷え込み。
朝イチは寒かったのですが、日が高くなるにつれて
たくさんのチョウが飛びはじめました。
秋から冬に咲くツワブキの花で蜜を吸っていたのが、ツマグロヒョウモン。
左側にいるのがメス、右下にいるのがオスです。
さて、今回の見どころは野鳥たち。
カラスがやけにたくさんいるなぁと思ったら、ミヤマガラスの集団でした。
ミヤマガラスは、10月から3月頃にヨーロッパや中国などから渡ってくる冬鳥です。
くちばしがややとがって見え、付け根が白〜灰色なのが特徴。
左がハシボソガラス、右がミヤマガラス。
こちらはカシラダカ。(ピントは合ってませんが、、、)
ホオジロの仲間で、こちらもユーラシア大陸の高緯度地域から渡ってくる冬鳥。
頭の羽根が立っているのと、顔の白黒もようが特徴です。
地上で草木の種をついばんでいることが多いのですが、
茂みに入っているとなかなか見つけにくい・・・
こちらは年中見られるモズですが、秋には縄張りを宣言するために
「キチキチキチキチ・・・」と甲高い声で鳴く、「高鳴き」が聞かれます。
くちばしがかぎ状になっているのも特徴。
このくちばしを武器に自分と同じくらい大きさの野鳥を捕まえ、食べることがあります。
他にも、小鳥たちが混群を作っていたり、
ウグイスの仲間であるビンズイ(西日本では冬鳥)に出会ったり、
ヒヨドリとシロハラ(冬鳥)が鳴き争っていたり・・・
冬の自然は、一見地味で静かに見えますが、
実はいろんな野鳥たちの、いろんな姿に出会えるんです。
特に今日のような小春日和が狙い目。
思い切って外に出てみませんか?