12月6日、今津松原で保全活動を行いました。


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福岡市造園建設業協会が主催(NPO法人グリーンシティ福岡:運営協力)し、
造園業や地元の方など約20名のボランティアが集まり、作業を行いました。

現在は、松枯れ対策として薬剤の散布や樹幹注入、被害木の伐倒が行われています。
しかし、弱っているマツにセンチュウが入り込みやすいとも言われており、
松枯れを予防するために、マツを強く健康な状態にするのが今回の目的です。


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痩せた土壌を好むマツ。
足元に落ちた松葉が積もって大部分が腐葉土になってしまっていたので、
それらを取り除き、砂地が見えるようにしました。
約600㎡の決まった区画の範囲内とはいえ、土を除去するのは重労働でした。
元寇防塁のエリアで重機等の使用が禁止されているため、
全て手作業で行います。
ツルが地面の上にたくさんはびこっていて、
切って取り除くのに相当な労力が必要でした。


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ゴミ袋に松葉や腐葉土を詰めていきます。
大人2人でやっと持てるほどの重さでした。



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約1時間ばかりの作業を行い、終了。



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1時間ほど20人で作業して、約200㎡が完了しました。
マツの健康状態がどう変わるか、経過を観察します。

燃料として活用されていた松葉や落ち枝が使われなくなったことで、
土壌が豊かになり、マツが弱り、枯れてしまっているという現状。
私たち人間と、松原や自然との付き合い方を見直す機会なのかもしれません。