北九州は福智山の九州自然歩道の一部区間で、登山道の管理作業を行うイベントを開催しました。
日曜、月曜の2日間続けてのイベント。
初日は小雨が降り続く中、登山道を移動しながらの作業でした。
今回は、造園のプロにも同行してもらい、
伐木や石積みなどの技術指導をお願いしました。
ガレ場に転がる石を使った水道(みずみち)の調整、
道迷い防止のための倒木整理、
枯れ木や倒木の伐採などの作業を行いましたが、
登山道は「何もかも安全に整備すればいいわけじゃない」と。
不安全な場所であってはなりませんが、
手を入れすぎないことや、多少の困難さがあって当然、
という登山者の気持ちはよくわかります。
作業の仕方に迷う場所は、
現場でいろんな意見を出し合いながら進めました。
翌日は少人数となりましたが、
近い将来登山道に倒れてきそうな枯れ木の伐採、
前日にあたりをつけていた場所での水道の排水工、
放置されていたヤマイモ掘り穴の埋め戻しを行いました。
今回、普段から山を歩くのが好きな方が集まって作業ができたことが、
とてもよかったと思います。
また、九州自然歩道に取り組んでいくにあたって、
今回のように登山道をどう整備するか、ということは、
じっくり向き合っていくべき課題だと実感しました。
来年度以降の取組につなげたいと思っています。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
※3月2日は環境省の協働取組推進事業「九州自然歩道の管理・活用基盤整備事業」にて、
3月3日は福岡県「ふくおか地域貢献サポート事業」による助成を受け、
それぞれ実施しました。