7月16日(木)、第4回目となるグリーンウォーク「松原ウォーク 〜パラソル松原編」を開催!

「パラソル松原」とは、玄海国定公園内の新宮町と古賀市、福津市にまたがる松原の愛称で、相島(あいのしま)を傘(パラソル)の柄の取っ手部分に見立てて、そう呼ばれているそうです。

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台風の接近で風が強くなつつある曇り空でしたが、6名の方々にご参加いただきました。

今回は、長年この地域の松林の保全活動に取り組まれている、緒方義幸さんに詳しい解説をお願いし、福間駅を出発。

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葦原の淵にカルガモの親子やコサギの舞う西郷川沿いを通り、

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松原の中を進みます。

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途中で、植樹したての幼木を強風から守るために設置された柵や、マツノザイセンチュウ(通称:松くい虫)の被害状況、地域の小中学生と共に取り組まれている活動などについて解説していただきました。

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その中で、マツの間伐材のベンチに空いた節穴から新たな芽吹きが!

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松原から海岸に出て、世界で初めて2011年に設置された「夕陽風景時計」を地元の中川区区長さんに解説していただきました。

この「夕陽風景時計」では、日付から、何時ごろどのあたりに夕日が沈むのかを計算することができます。

おおしけの海から強い潮風が吹き付ける海岸でしたが、ひとたび松林に入ると、風がぱったり止んでいる状態で、期せずして防風・防砂林としての松林の大切さを肌で感じることができました。

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古賀駅に向かう途中、古賀西小学校に咲いていたハマボウ。福岡県のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に分類され、「半マングローブ植物」ともいわれる、アオイ科の貴重な植物です。

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解説をしてくださった緒方さん、中川区長をはじめ、強風の中ご参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました!