9月11日(金)、多々良川河口と福岡市保健環境学習室「まもるーむ福岡」にて開催された、「第1回 ふくおか環境連絡会議(仮)」の進行を行いました。

今回は、市民やNPO、産・官・学の立場を越えたつながりをつくっていくために、福岡市近郊で日頃から自然環境の保全や教育、研究に携わっているみなさんが一同に会しました。

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前半は、晴れ渡る青空の下、多々良川河口の名島海岸で、NPO法人ふくおか湿地保全研究会の服部さんに和白干潟の現状と活動について解説していただきました。

昔は天然のクルマエビも獲れていた豊かな海が広がっていたそうです。

大量のアオサやゴミの漂着などの問題もありますが、潮溜まりにはたくさんのカニやエビ、ハゼの仲間の姿がありました。

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後半のトークセッションのテーマは、「環境活動を広げ、育てるには?」

まずは、3人組になってにぎやかに自己紹介をして、

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環境省自然環境局自然環境計画課の柳谷牧子さんの、全国各地の環境活動や最新の生物多様性国家戦略、今回の出席者のみなさんへ期待したいことなどについてのお話。

琵琶湖をアイデンティティの中心においた滋賀県の事例や、地方が主体となったEco-DRR(Disaster Risk Reduction:生態系を基盤とした防災・減災)の考え方などの興味深い話題提供をしていただきました。

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その後、「環境活動を広げ、育て」ていくためにはどうしたらいいだろう、とグループで話しながら付箋紙に書き出していきました。

さまざまな立場や年代を越えて共有されたことは、

 「次世代」を巻き込みながら「連携・つながり・仲間」を広げて「わかりやすく」「楽しむ」こと。

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最後に、参加者のみなさんの了承のもと、仮称がとれた「ふくおか環境連絡会議」が発足いたしました!ご参加いただきましたみなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

【参加団体】 順不同・敬称略

海BOUZ、環境テクノス 株式会社、九州大学 決断科学大学院プログラム、九州大学 総合研究博物館、自然環境研究会 Q−NERS、NPO法人 ふくおか湿地保全研究会、一般社団法人 ふくおかFUN、株式会社 プレック研究所、まほろば自然学校、環境省 自然環境局 自然環境計画課、九州地方環境事務所 野生生物課、九州地方環境事務所 福岡事務所、福岡県 環境部 自然環境課、福岡市 港湾局 計画部 環境対策課、福岡市 環境監理部、福岡市 環境監理部 環境調整課、福岡市 保健環境研究所、城南区 地域整備部 生活環境課

参加者25名(うち1部21名)