講師・スタッフ紹介のあと、
「ダニってなんだ?」3択クイズコーナー。
マダニの学名の由来(
Ixodidae
:鳥もちのような)や漢字(、)、
寿命(3〜5年)など、難易度はちょっと高めでした。
そのあとはマダニの着ぐるみのままでの有田先生のミニレクチャー。
二酸化炭素の匂いや温度、振動を感知する「ハラー氏器官」や
吸血時に分泌する麻酔、セメントのようなさまざまな物質、
一生に3回しか食事をしない、ことなど
「マダニさん」の知られざる驚異の能力が紹介され、
「マダニを描けるかな?」にも挑戦してくれました!
マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)。
2013年以降、170人の患者さんが報告され,その内46人が亡くなっているそうです。(http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html)
ただし、マダニがSFTSウイルスを持っている確率はかなり低い上、
潜伏期間が1〜2週間あるので、
咬まれて1週間後くらいに熱っぽかったらお医者さんにその旨を伝えましょう。
そして、家の中にいるダニは「ツメダニ」の仲間で、SFTSを発症する心配はまずありません、とのこと。
最後に質疑応答。
マダニに咬まれないようにするには、長袖長ズボンが効果的で、
最近の虫除けスプレーにはマダニにも効き目のるものも。
1週間ほどの吸血期間の後半に血を吸う量がぐっと増えるため、
咬まれた当日に発見できれば感染リスクも減るそうなので、しっかりとお風呂に入ってチェック。
くっついているマダニを指で取ろうとすると、口先が残って化膿することもあるので、
専用の器具を使うか、病院で取ってもらうようにしましょうね。