7月31日、今年第1回目となる生きものと私たちのくらしトークカフェを開催しました。
「いろんな生きものがおる!博多湾」と題して、
(一社)ふくおかFUNの大神弘太朗さんにお越しいただきました!

西区の唐泊港を中心に博多湾でのダイビング体験や調査を行っている大神さんから海に生きる様々な生きものたちを紹介いただきました!

中でも特にきれいだったのが、ウミウシ!

鮮やかな青色から黄色、赤色と千差万別の種類に
見ていた参加者からも歓声が上がりました。
そして、いろんな生きものたちが住む博多湾の
海底ゴミの問題に入っていきました。

海底に落ちている空き缶。
「これはゴミだと思いますか?」と大神さんからの質問に
参加者は「ゴミだと思う」と答えられました。
しかし、大神さんが実際見てみると、
そこが住処となって、生きものたちが暮らしていました。

人から見て「ゴミだから」とすべて処分しては、
住処を奪う可能性もあることを示唆。
一方で、本来住める環境でなかった場所が
空き缶によって住めるようになったこともあります。
大神さんは、どちらか一方が正しいのではなく
自分で考えてよい方向へ進んでいくことが大事と話していただきました。
実体験を通した海の環境を紹介していただいた後は、

参加者同士で感想の共有。
そして、「博多湾の今後、ここが気になる」をテーマに、
参加者同士でバズトーク。

日ごろから海と関わっている人もいれば、福岡に海のイメージがない
という方もおり、話が盛り上がりました。
なかなか博多湾が活用されていないことや
海底ゴミは川から流れこんでくるが処理する人がいないこと等、
課題が多い一方、これからの観光資源の一つとして、
大きい期待があることが感じられました。

最後に現在福岡市で策定している「博多湾環境保全計画」の
改定のためにパブリックコメントを募集しており(終了しました)、
環境調整課さんよりご紹介とコメントお願いをしました。
福岡という港湾都市なのに、なかなか「海と親しむ」機会が少なかったですが、
海中を見てみると本当にいろんな生きものが暮らしていることがわかります。
そうした経験を通して、博多湾を保全しつつ活用していきたいですね。
現在、第2回も企画中ですので、後日HPでご案内いたします。
次回も皆さまのご参加お待ちしてます!