2月17日、赤坂公民館にて第4回生きものと私たちのくらしトークカフェを開催しました。
今回は今年度の締めくくりとしてテーマを「くらしからはじまる生物多様性のためのアクション」
としました。

「もっと身近に、生物多様性。」を合言葉に生物多様性の広報・教育・普及啓発に取り組む
(一社)CEPA JAPAN理事の坂田昌子さん、そして同法人を事務局として開催される
「生物多様性アクション大賞2016」で大賞を受賞した糸島こよみ舎の皆さんより
お話をいただきました。


th_IMG_20180217_154939_20180220103418.jpg

前半はCEPA JAPANの坂田さんより生物多様性についてあらためてお話をいただきました。
自然の中での野生動物たちの役割、渡り鳥が木の実を食べて種を運び森の道ができること、
熊が木で毛繕いすることで長い年月かけて森の木が間引かれることなど、目の前に情景が
浮かぶような例をいくつも挙げていただいたことで、難しく捉えがちだった生物多様性という
単語が身近なものに感じられるお話でした。


th_IMG_20180217_141233_20180220133413(2).jpg


※CEPAとはCommunication(広報)、Education(教育)、
 Public Awareness(普及啓発)の頭文字をとったものです。

後半は、糸島こよみ舎の皆さんより「糸島こよみ」ができるまでのお話や日頃の活動に
ついてお聞きました。身近な自然や農事、糸島の歴史のお話など、1日に一つずつ、
日めくりカレンダーの形式で収められています。お話をお聞きすることで、それぞれが
担当した記事(地域での聞き書き、季節の農作業、どんぐりの物語…)への思い入れが
つまった365日だということが伝わってきました。


th_IMG_20180217_154249_20180220133510(1).jpg



最後に、時間は短いですが3,4人で感想や振り返り。


th_IMG_20180217_161557_20180220103425.jpg



「生物多様性」の意味をあらためて考え、そして身近なところに
生物多様性を感じる「窓」や守るための取り組みのヒントがある、と感じた
今年度の最終回となりました。

今年度も多くのご参加をいただき、ありがとうございました。
今後とも生物多様性を考え、一緒に行動する人とつながっていく場を
企画してまいります。またのご参加お待ちしております。

(主催:福岡市環境局環境調整課/「平成29年度生物多様性ふくおか戦略推進業務委託」)