2月16日(土)第3回となる「生きものと私たちのくらしトークカフェ」、
「シロウオおどる室見川」を開催しました。
ゲスト講師は、室見川でシロウオの産卵場づくりの活動も行う
伊豫岡宏樹先生(福岡大学)です。



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はじめに伊豫岡先生から、話題提供をいただきました。

室見川やシロウオの生態のことはもちろん、
市民でも出来る「小さな自然再生」があるということ、
シロウオを守ることもするし、食べもするということ、
現在、室見川で浚渫が行われていますが、それがドジョウなどの
ことを考えた新しい工法であること、などのお話がありました。



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伊豫岡先生のお話をふまえ、会場からは「これこそ環境”保全”ですね」
「僕たちが豊かに暮らすための生きものと私たちの暮らしのあり方ですね」
とこのような声がありました。

講演の後は,少し長めの休憩時間。
今回のおやつは、Kさんの手作りおやつ「かりんぱん(かりんとう+パン)」。
おやつとお茶を片手に参加者同士の会話も弾みました。



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後半は3、4名のグループに分かれてトークセッションを行いました。
その後、全体のまとめとして付箋紙に感想や質問を書いてもらい全体シェア。



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付箋紙には「興味深い話が聞けて楽しかった!」


「シロウオからさまざまな事柄につながっていますね」という声から

「今後、室見川はどうあるべきと思うか」「他の取り組みがあれば知りたい」など

様々な意見が書かれていました。


福岡の春の風物詩シロウオの生態や室見川の環境を考え、
川や身近な自然に関心のある皆さんでの交流が深まる機会となりました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

主催:福岡市環境局環境調整課/「平成30年度生物多様性ふくおか戦略推進業務委託」

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ちなみに、翌日17日の「第9回室見川シロウオ産卵場造成プロジェクト」
(主催:福岡大学、水と緑の楽校)も盛況でした!
トークカフェでお会いした方も何人もいらっしゃいましたし、
過去のトークカフェゲストの(一社)ふくおかFUNさんらも協力されていました。



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約150名の皆さんが室見川に集合。


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石を掘り出しては、流れのある場所に置いていき、シロウオが産卵しやすい
環境を作っていきます。あたたか日差しと足元のチャポチャポした感触が
気持ちいい、そしてかしわ飯、豚汁、おでんと豪華な炊き出しがおいしい半日でした!