第2回トーク・カフェを開催しました!テーマは「キモカワ!いもむしたち」。
”大人になったら何になるの?”
”毛虫は全部毒があるよね?”
身近でよく見かけるけど、ナゾ多きい存在、イモムシ。
今年3月に「キモカワ!イモムシ超百科」を出版された八木真紀子さんに
語っていただきました!

今回も開催地は「保健環境学習室 まもるーむ福岡」。
虫好きのお子さんも参加してくれましたよ!

ゲストの八木真紀子さんは、宮崎県日南市在住。車で4時間強の地から、はるばるお越しくださいました。
環境省希少野生動植物保存員、宮崎県自然保護推進員、宮崎昆虫調査研究会、
宮崎植物研究会、漂着物学会・・・etcと、様々な組織に所属し、調査や保全活動、
観察会などを実施されています。(本職はピアノの先生ですとか・・・ミステリアス!)

こちらの活動もその1つ、木城えほんの郷で毎年開催している「里山むしむし合宿」。
宮崎の山奥で子ども達と自然の中で生きものと触れ合いながら過ごすそうです。
写真家の今森光彦さんと14年も続けられているそうですよ!

こちらが今回のテーマの元となった「キモカワ!イモムシ超百科」。
きもかわいいイモムシ・ケムシたちのたくさんの写真と、それにまつわる
おもしろネタや、観察ポイントなど、愛情たっぷりの文章が添えられています!
イベントにご用意してくださったスライドでも、様々なイモムシ・ケムシたちを
紹介してくださいました。




・・・インドア派イモムシって(笑)
それぞれにつけられたキャッチコピーがおもしろいんです。
そして、イモムシ・ケムシたちの個性あふれるデザインの多様さ!
スライドを送る度、参加者から「わあ!すごい!」と驚きの声があがっていました。
本当にまだまだご紹介したいところですが、今回のスライド数なんと120!
おわった後に教えていただいたんですが、それを感じないほど集中しちゃう内容でした。

「アサギマダラだ!」虫好きのお子さんもスライドに夢中な様子でしたよ。

お茶休憩では、お茶をしながら”生”イモムシ・ケムシ観察。

大人も子どもも写真を撮ったり、手に乗せたり、楽しんでいました。

こちらは八木さんの推しイモムシ、ゴマダラチョウの幼虫。
キャッチコピーは「イモムシ界の人気マスコット」
ハートにキュン!ときますよね?

お茶休憩の後はトークセッション!
今回はグループに分かれず、カウンターでゲストを交えて意見交換・質問を
行いました。
「ミカドアゲハに来て欲しいので、何を植えるとよいでしょうか?」
など、参加者から八木さんへの質問を聞いていると、ほとんどの方が何かの
イモムシを飼育したことがあるようで、マニアックな空気が流れていました。
イモムシを愛でる人々、八木さん曰く”イモラー”というそうです。
参加者の方々はイモムシを含め、様々な生きものが減っていることに関心があるようでした。
そのために自分たちができることはなんだろうかと、自然と意見が出ていました。
お庭に生きものの住処を作ってあげる、子どもに自然とのふれあいをさせる。

八木さんはイモムシを好きになって調べていくうちに、それが食べる植物を
知り、植物が生える地質を知り、気象、歴史までを調べて知るようになった
そうです。「だって必要だったから」とサラリと言っていましたが、もの凄い
情熱です!(八木さんは自分のことを普通の主婦といいます)
自然を守るためにはまず知ることから。
その入口に「イモムシ」は最適な存在なのかもしれません。
あなたも是非、”イモラー”になりませんか?
(主催:福岡市環境局保健環境研究所)(協力:一般財団法人九州環境管理協会)