サツマニシキ(2020年9月)

お近くに豊かな鎮守の森をもつ古めの神社はありませんか?
巨木が何本か生えてたら尚よしです。薄暗〜い感じのところです。
さあ、今週末はサツマニシキを探しに行きましょう!(台風来てるけど…)

サツマニシキを見るには幼虫の食草である”ヤマモガシ”という木を探すところから始まります。
ヤマモガシはマカダミアナッツと同じヤマモガシ科の木で、このグループの植物は日本でヤマモガシ以外にありません。西側に分布していて、ちょっと珍しい木のようです。花の形も変わっています。

私が博多昆虫同好会に入って間もないころ、この蛾をフィールドで初めて目にした時、とても感動したのを覚えています。あの水色メタリックがキラキラしながら宙を飛ぶんです。高いところを結構なスピードで…。必死に追いかけてシャッターボタンを押すも、前述のとおり薄暗い場所なので満足いくものが撮れません。「もっと明るく手の届く場所でキレイに写真を撮りたい!」と強く思ったものでした。そんな思いから私のサツマニシキのためのヤマモガシ探しが始まりました。図鑑やネットの写真を見て、葉の形や幹の様子をたたきこみ、「サツマニシキを見たよ」と聞けばその周辺をウロウロ、葉っぱをぐいっと寄せて首を捻ったものです(今ならわかるけど、あれはミミズバイだ 笑)。そんな調子で一向に見つけられず、頼ったのが動画の冒頭で網を振っている博多昆虫同好会のS会長です(前回の「ムシャクロツバメシジミ」でも登場)。手近な自生地にサラッと連れて行ってくれて、これまたサラッとサツマニシキまで見せてくれました。以降は、おかげさまでヤマモガシ同定スキルを習得できました。やっぱり植物を覚えるなら知ってる人と歩くのが一番早いですね!って、肝心のサツマニシキの写真がキレイに撮れるポイントはまだ見つかっていないのですが。

この動画を観て、サツマニシキのためのヤマモガシ探しを始めようと思った方、「あれ?これヤマモガシかな?」って思ったら、小さな穴がたくさん空いている葉っぱが無いか探してみてください。サツマニシキの幼虫が残す独特な食痕が間違いないと教えてくれます。