遠くの台風の影響で予想外にしっかりした雨が降る中、
キッズフォレスタークラブの第1日程をおこないました。
ここは水源林ボランティアの皆さんが管理する森の一つである「峠の森」です。

森の入り口で生きものを探し、観察してみよう!

雨のおかげで私たちの足元にまでやってきたサワガニ。
カマキリやナナフシ、ピンク色の花たちを観察した後は、森のはたらきについて
考えてみました。この森はどのくらいの水を貯えているんだろう?

スポンジのように水分を蓄えたコケが生える切り株を囲んで。
木が枯れてしまった後、枯れた木の根っこが広がっていた場所には空洞ができ、
そこに水を貯めることができる。
ヒゲさんの話に参加者の皆さんは真剣に耳を澄ませます。

森の奥に流れる川に下りて、その様子も観察しました。
観察と森のお話の後、水源林ボランティアの皆さんがいつもの伐採の様子を
見せてくれました。
参加者の皆さんに安全な場所に移動してもらい、慎重にスギの木を伐り倒します。

少し細めのスギでしたが、背が高く、伐り倒す様子はとても迫力があります。
伐り倒したスギの木を子どもたちで枝払いし、玉切りしてもらいました。

「ノコギリ使ったことがあるよ!」とても上手に安全に切ってくれました。
そして嬉しいお土産。切った枝の一部を柄にして、穴を開け、スプーンか
フォークかのどちらか1本をその場で作りました。

事故無く、安全に楽しくできて良かったです。
雨の中、ご参加くださった皆さま、水源林ボランティアの皆さま、どうもありがとうございました!
(主催:福岡市環境局環境調整課 協力:福岡市水源林ボランティアの会)