2021.1.17 第3回生きものと私たちのくらしトーク・カフェ「自然と短歌のあそびば」

今年度最後となるトーク・カフェを開催しました!
テーマは「自然と短歌のあそびば」。
ゲストに歌人の竹中優子さんをお迎えして、まもるーむ福岡周辺で自然観察会を行いながら、竹中さんが作ってくださった短歌を味わいました。

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冷たい強風が吹き荒れていましたが、竹中さんの笑顔と青空が素敵!

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まずは竹中さんから短歌についてご紹介。
短歌とは日常の様子を観察したり、自分の気持ちや自由な発想をつなげたりして作るもの。
日常を言葉にしてみることで大切なものと気づける。短歌は、虫めがねのようなものとお話くださいました。
今回は自然をテーマに詠まれた短歌を例に、どのような視点・感情が表現されているのか読み解いてくださいました。チラシでも使わせていただいた竹中さんの


ふくらはぎのごとき蜻蛉が飛び交えり秋のわたしの胸の高さに


の歌は、毎年目にするトンボが思っていたより大きいイメージとのギャップにびっくりすることを詠まれたのだそうです。ふくらはぎのようなトンボとは、ボディの形の例えだそう。確かに人のふくらはぎを横倒しすると似てるかも!おもしろい目線ですね。

お話の後は、外に出て観察会!電波をモバイルルーターに切り替えて、オンラインの方にも一緒に楽しんでもらいましたよ。

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こちらは舗装のすき間からこっそり生えている小さなアカメガシワに注目しているところ。
伸びては切られをくり返し、逞しく生きている様を伝えました。

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そして、竹中さんが事前にご用意してくださった短歌を披露!
新しい観察会のスタイルです。他にも周辺で見られた自然を対象に全部で5首も作ってくださいましたよ。ありがとうございましたー!

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移動中、ウが大きな魚を捕らえているシーンも観察できました。
ビチビチ、元気な魚をなかなか飲み込めずにいる様子にしばし皆さん釘付けに。

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スマホで頑張って撮ってみましたがこんな感じでした(笑)
オンライン参加者にはこのように見えていたそうです ↓

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・・・・何も見えない(笑)
遠くのものをオンラインへ伝えるには装備と準備が必要なため、今後の課題ですね。

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観察を終えた後は、会場・オンラインから竹中さんへの質問・感想タイム!
「俳句と比べて短歌の魅力はどこですか?」
「かっこいい短歌をつくるコツはなんですか?などいただく中、 なんと短歌を作ってくれた方も! 


ウが魚食うところ僕は見そびれて画面の川をただながめてた


おもしろ!現場とオンラインの差でどうしても生まれてしまう歯がゆさ、悲しさがこうして魅力的
な短歌になるなんて素敵!しかも作者は小学生の参加者なんです。スゴイ!
竹中さんは「ウを見そびれたからいい歌ができた。ハイライトじゃないところに目を向けることがコツ」とおっしゃっていました。

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こちらは竹中さんの歌集「ステーション枝豆」。
不思議な雰囲気のタイトルです。
お隣はグリーンシティ福岡・志賀の祖母、志賀はなさんの歌集。
イベント中に、竹中さんから1首解説していただきました。

 

今回は緊急事態宣言下でありながら、消毒や距離の確保等、感染症対策をとって無事にイベントを開催することができました。竹中さん、参加者の皆さま、ありがとうございました!

(主催:福岡市環境局保健環境研究所/2020年度まもるーむ交流活動支援業務)