かなたけの里公園にて、冬の里山観察会を行いました。
緊急事態宣言下ということで、開催はオンラインに変更!抽選に外れてしまった方もお誘いして、今年もニホンアカガエル達の卵の様子をみんなで観察しました。
定員を気にすることなく実施できるのは、オンラインイベントの良いところですね。

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現地ではウェーダーを着て準備バッチリなひげさんがスマホを片手に湿地に入っていきます。バックは飯盛山。森があって、湿地があって、かなたけの里公園はニホンアカガエル達にとって暮らしやすい環境です。

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湿地から生きものクイズ!「これな〜んだ?」
子ども達からは元気に「ドングリ!」「コメ!」「ヒエ!アワ!」と続々と答えがあがります。
正解はジュズダマ。私は子どもの頃、お手玉の中身に使って遊んでいました。いろいろな草花遊びに使えるおもしろい実です。湿地や河原でよく見かけます。

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そうして、湿地の生きものを観察しながら進んでいくと、あった!
ニホンアカガエルの卵です。
参加者から「わあ〜〜」と感嘆の声があがりました。

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観察しやすいように一部トレイに来てもらいました。ニホンアカガエルの卵はそっくりなヤマアカガエルの卵とちがって、こうして掬いあげても塊が崩れにくいのだそうです。手触りはトゥルントゥルン♪

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冬の暖かい日。雨が降る夜にアカガエル達の産卵が始まるといわれています。

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すでにオタマジャクシとなって泳ぎ回っている様子も見られました。
孵化には2週間ほどかかるということなので、2月初旬に生まれた子達でしょうか。
これから親ガエル達は再び冬眠し、子ども達は5,6月頃小さなカエルとなるそうです。
全国的に数を減らしているアカガエル達。これからも温かく見守っていきたいですね。

*この湿地の夜の様子はこちらから!

(主催:かなたけの里公園)