第33回 微小貝(2021年2月)

アオキやイヌビワなどの、低木の大きな葉をめくると、小さなかたつむりが見つかることがあります。よくいるのが、マルシタラガイという4ミリほどのかたつむり。

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マルシタラガイ

軟体の頭のところが赤っぽいのが、かわいいポイントです。葉っぱの裏によくいて、見つけると顔が赤いので、シャイなマイマイだと勝手にキャラ設定しております。

さて、こうした殻が数ミリの小さな貝類のことを「微小貝」、あるいはかたつむりに限定して「微小陸貝」と言うことがあります。微小貝はよく赤ちゃんかたつむりだと誤解されます。

実際、同じように小さなかたつむりでも、大きな種類の赤ちゃんかたつむりという場合があります。

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赤ちゃんかたつむり

ただ、赤ちゃんかたつむりの場合は、殻のうずまきが2巻き半くらいしかありません。うずまきを見れば、小さい種類なのか、大きい種類の赤ちゃんなのかを区別できるというわけです。

一方、微小貝だとわかっていても、種を判別するのは簡単ではありません。何せ小さいので、じっくり観察して特徴をつかむのが難しいですし、特徴をつかんでも、微小貝を網羅した図鑑がありません。

そんなわけで、私も見つけたはいいけれど、なんだかわからないままの微小かたつむりがいくつかいます。うむむ…。

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なんだかわからん

こうした微小貝、意外と身近な場所にもいるんです。市街地の庭先でも、プランターや植木鉢の下に、ヒメコハクガイなどの2ミリくらいの微小貝がいることがあります。


目をこらしてみると、あなたのすぐそばにも、微小貝が隠れているかもしれません。