先日、糸島市内の住宅地から、可也山の登山口に近い、山寄りの古民家へ引っ越しをしました。さっそく、新居の周りでちょこっとマイマイ探しをしてみました。

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見つかったのは、計6種類。
さすがは田舎の古民家。市街地より簡単に多くの種類が見つかります。まだナメクジ類や微小マイマイを発見していないので、いずれもっと見つかることでしょう。
ツクシマイマイ、トクサオカチョウジガイ、ナミギセルなど、市街地でも見つかるマイマイもいれば、フリイデルマイマイ、ダコスタマイマイと思しき種もいました。最後が、ウスイロオカチグサ。水辺の近くにいるマイマイで、ここでも枯れた池の底にたまった落ち葉の下にいました。ウスイロオカチグサはもともと南西諸島が生息地とされていて、それ以外の各地でも見つかっていますが、移入なのか在来なのか議論があります。

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まだナメクジ類や微小かたつむりは見つかっていませんが、きっともっと探せば、ほかにも多くのマイマイが生息していることでしょう。これから暖かくなって、さらにいろいろな生きものが出てくるのが楽しみです。


かたつむりの仲間は、どんなところにも何かしら生息しているものです。
市街地にいる種類は少ないですが、いないとは限りません。
いろんな地域で自宅周辺のちょこっとマイマイ探しをしたら、きっとおもしろい分布地図が作れそうです。
どんなかたつむりがいるかを知るだけで、いつも暮らしている環境が、ちょっと違って見えるかもしれません。