5月22日は国際生物多様性の日。
そんなこの日のオンライン自然観察会は「福岡城址の木々」をテーマに、福岡市の中心部にある森を歩きましたよ。

今回も全国、さらに海外からも、たくさんの方がご参加くださいました。
ありがとうございました!
今回のゲストは、勝瀬志保さん。

胸ポケットの葉っぱがポイント!

この木はムクノキ。幹肌の特徴を教えていただきました。
ポイントは樹皮のめくれ方。下から浮き上がるように、ささくれてるんですね!

ムクノキの実は、11月頃に熟して紫色になって、食べると干しぶどうみたいな味がするのだそう。
食べたことのある方もいらっしゃるでしょうか?

こちらはムクノキの葉っぱ。葉脈の走り方にも特徴があります。
根元から3本に分かれ、両脇2本の葉脈はさらに外側に細かく枝分かれしています。
葉の表面はザラザラしていて、やすりにもなるとか。
さて、今度は別の木をクローズアップ!

こちらはまた、違った幹肌ですね。ジグソーパズルのようにはがれています。
こちらは、アキニレの木とのこと。

アキニレは、ムクノキよりも小さな葉っぱ。葉っぱの様子がまた違いますね。

裏側の葉脈がぷっくり出ているのも特徴。画面越しにもよくわかります。

ツタがいっぱいのこの木もムクノキとのことですが、近づいていくと…

かざぐるまのような花がいっぱい咲いています!
テイカカズラというツタがからまっていたんです。可愛い花ですね。

ムクノキと抱き合うように生えていた木もありました。この木はエノキ。
エノキの幹肌にはえくぼのような、くぼみがありますねー。
木によって特徴がさまざまで、おもしろい。

質問もたくさんいただきましたが、ひとつひとつ丁寧に教えてくださいました。
樹木に関係の深い鳥や虫のお話も聞けて、生物多様性を楽しく感じられる時間になりました。
勝瀬さん、ありがとうございました!
(主催:福岡市環境局環境調整課)