第13回の植物園里山ボランティアは、ロータリーのコナラ救出作戦&森の色えんぴつ作りを行いました。
第12回の里山ボランティアで見つけて、土の環境を改善しようと決まった場所が、このコナラの木の周り。
この木にはキクイムシが入ったと思しき穴がいくつもあり、ナラ枯れで枯れてしまう心配があります。
なので、コナラには体力が必要なのですが、一方、そんなコナラを支える土の環境が良くありません。
こちらは作業前日のロータリーの様子です。
土には雨水がしみ込まず、固く締まった土になっています。
ドングリもたくさん落ちていたはずなのに、ドングリの芽の一本も生えていません。
そこでまずは、力自慢(?)のメンバーが、固い地面にスコップを差し込んで、溝を掘っていきます。
その間に、別の班では周辺から落ち葉や腐葉土、落ち枝を集めています。
溝に籾殻燻炭を入れ、周辺から集めてきた腐葉土や枝を入れます。
木の周りにも穴を掘って、燻炭や腐葉土を入れて、ロータリーの土壌全体を改善していきます。
並行して行っていたのが、森の色えんぴつ作り。
近くにあったアラカシのひこばえを少しいただいて、
「削り馬」という道具で削って、色えんぴつを作ります。
こんなにかわいい「森の色えんぴつ」ができました。
自然にかかわるものづくりも楽しいものですね。
溝もすっかり埋まりました。
すぐに結果が出るというものではないので、じっくり見守っていきましょう。
これから土の環境が良くなって、コナラの木も喜んでくれますように!
これからどんなことをしたいか、メンバーからもいろいろなアイデアが出ています。
次回は7月17日(土)です。これからも楽しみですねー!
(共働事業「まちなか里山事業」NPO法人グリーンシティ福岡&福岡市動植物園・みどり運営課)