第38回 「かたつむり的世界観」とは(2021年7月)

このコラム、「かたつむり的世界観」とタイトルを付けています。

今更ですが、かたつむり的世界観って何なのでしょうか。

ここで、あらためて考えておきます。

 

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私たちはついつい、自分の物の見方を当たり前のものと感じてしまいます。

そして、自分の見えている世界が唯一で絶対のものだと思ってしまいがちです。

 

でも、本当はそうではありませんよね。

私の目の前に見えている世界だって、それが唯一絶対のものとは限りません。
気分の穏やかなときと、悲しいときと、焦っているときとでは、見える物も見え方も全然違います。

自分自身の状態によって、簡単に世界は変わります。

 

同じ人間同士でも、思いのほか世界は違います。

たとえば私の見ている赤という色は、あなたの見ている赤という色とは違っているかもしれません。

違っていたとしても、どちらが正しいというわけでも、どちらが優れているというわけでもありません。

 

まして、かたつむりの見ている世界と、私の見ている世界はまったく違いますし、どちらが正しいとか、どちらが優れているということはありません。

 

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人によって多様な見え方があるし、生きものによってさらに多様な世界の見え方がある。

(「見え方」と言っても、かたつむりの場合は触覚と嗅覚が中心の「見え方」なわけですが。)

 

かたつむりという、私の憧れの生きもの。

その憧れの生きものからどんなふうに世界が見えているのだろうと想像すると、不思議なことに私自身の世界が広がります。

それが、人の想像力のおもしろいところです。

 

私はあくまでヒトという生きものですが、かたつむりという生きものを通して、私も豊かに想像力を膨らませ、世界を広げたいものです。

 

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・・・さて、唐突ですが、今回でこのコラムはこれで最終回となります。

まだまだ書きたいなぁと思っていたことはあるのですが、実はこのコラムを土台に書籍を出版することが決まっていて、現在そのためのリライトと書き下ろしなどの作業を進めています。

今後は書籍の方に注力することにいたしますので、それまで、しばしお待ちください。


とは言え、来月からは子育てとリモートワークをテーマに、新コラムをスタートする予定です。

こちらもお楽しみに!