アイランドシティ中央公園からお届けするオンライン小さな自然かんさつ会も、今回で3回目。
現場は暑いくらいの晴天でしたが、アイランドシティ中央公園の豊かな秋の生きものたちの様子をお届けできました!

こちらはアオモンイトトンボ。ヒスイのような水色がとてもきれいでしたー。

今回もゲストは博多昆虫同好会の牟田さん。よろしくお願いしますー!
秋のかんさつ会の最初は、地上に落ちたドングリたちを紹介しました。

たくさん落ちていたのは、コナラのドングリ。
ときどき大きくて丸い、クヌギのドングリもありました。

そしてこちらは軽く触れるとポロッと落ちた、マテバシイの若いドングリ。
表面に白いロウ物質がついていて、服で磨くとこのようにピカピカになりました。
参加者の一人の方には、自宅の庭でとれたというクリの写真も見せていただきました。クリもブナ科植物の実ですから、広い意味でドングリの仲間です。

こちらはヤマトシジミ、牟田さんのワザで気絶しています。目が覚めるとまた元気に飛んでいくから不思議ですね。

そして、この日のハイライトはこのアオスジアゲハの幼虫。ふつうはこの写真のように、葉っぱの外側をかじって食べるのですが、この日は違いました。

おもむろにモグモグモグと、タブノキの葉の付け根をかじって切り落とし……

今度はその切り口を舐めるようにモグモグモグ。
なんとも不思議な食べ方です。
牟田さんもアオスジアゲハの幼虫がこんなふうに食べるのは初めて見たそうです。
もしかして決定的瞬間?!

その後もキタキチョウや……

マイコアカネなどを見つけてじっくり観察しました。
あいにく写真には写りませんが、オンラインでエンマコオロギの鳴き声もしっかり聴こえましたよ。

こちらは温暖化の影響で、近年、福岡でも見られるようになったというタテハモドキ。一見地味なチョウのようですが……

じゃーん。目玉模様のきれいなチョウ!

参加者のみなさんからの質問にも丁寧に答えてくださった牟田さん。
どうもありがとうございました。
一瞬の早わざで虫を捕らえる網さばきがすごかった!
今回も県内外から多くの方に参加していただけました。ありがとうございました。
緊急事態宣言も解除されましたので、機会があればぜひアイランドシティ中央公園にも遊びに来てくださいね。
(主催:小山・FM福岡共同事業体)