暑さ対策のために2ケ月ぶりに実施した植物園里山ボランティア。
リピーターのみなさんに加えて、初めての方も多く、28名とたくさんの方に
ご参加いただきました。

排水溝に流れ込んだ土砂を掻き出す作業
作業の前に、前回土中環境改善作業をおこなったコナラの様子を見に行きました。
土の中の様子を見ると、前には見られなかったミミズや幼虫などの生きものがいて、
よい状態になりつつあるようですが、残念ながら、守りたかったコナラの状態は
さらに悪化してしまいました。

ナラ枯れの被害を受けたコナラの木
気を取り直し、今回は3か所に分かれて作業を進めました。
1か所目はアラカシが多く生えていて、今年度から作業している場所です。

これまでの作業で多く出た枝や幹を使い、森の中の土留めを作ります。

これで大雨のときも斜面を流れていくのをだいぶ緩和できそうです。
何より森の中がすっきりと片付いて、見た目にもとても美しくなりました。
2か所目は案内看板まわりの手入れをしました。

周りの低木やツル植物で覆われてしまった看板

みなさんの手際のよい作業であっという間に見やすくなりました!
後ろのサクラが枯れてしまっているので、次回はそれを片付けようと思います。
3か所目はコナラ林の斜面下、土砂が崩れて排水溝まで埋めてしまった場所です。

まず、排水溝より奥の斜面部分の土壌を垂直に掘ります。

そこに杭を打ち込み、近くで伐採したコナラの幹を内側に並べます。
コナラの幹の奥に、近くの落ち葉や排水溝の土を交互に重ねて詰めていきます。

土木系の大変な作業でしたが、大人数でどんどん作業を進めてくださったので、
あっという間に整っていきます。

排水溝に溜まっていた、たくさんの土砂を運び出す様子。
雨が降り出したため、短時間の作業だったにも関わらず、
とてもきれいに整いました!!

before
↓ ↓ ↓

after
次回は3か所目の続きをして、土留めを延長&作成していきたいと思います。
力仕事、本当にお疲れ様でした!!
(共働事業「まちなか里山事業」NPO法人グリーンシティ福岡&福岡市動植物園・みどり運営課)