朝倉市にある山田堰とその周辺のガイドボランティアを育成する「あさくらガイドボランティア育成講座(山田堰編)」の第3回目(最終回)の講座を実施しました。

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ゲストは、第1回で愛媛のキャンプ場からオンラインで参加していただいた、一般社団法人をかしや代表理事の菊間彰(通称:マロ)さん。

この日は山田堰まで来ていただき、一日みっちりと「体験を通したインタープリテーションとは何か」を教えていただきました。

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午前中はマロさんのガイドによる山田堰ツアーに参加しました。葉っぱの葉脈を太陽に透かして見るアクティビティや、近くにある神社のインスタ映えスポットをグループで探すアクティビティで、マロさんや他の参加者との距離がぐっと近くなりました。

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高台から山田堰を眺めた後は、いよいよそこに降り立ちます。

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降りる前に、フリップを使って山田堰の概要がごくごく簡単に説明されました。そして、山田堰に降りてやってほしいアクティビティの提案も。葉っぱを川に流したり、凸凹した石の上を歩いたり、水に触れたり。どれも、五感で山田堰の迫力を感じられるものでした。

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みんなでここまでの感想や気づいた事を共有した後は、耳を澄まして川の音を聴きました。興奮した気持ちも、ここで少しクールダウン。

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午前中最後のアクティビティは、河原に寝転んで風や周囲の音など全身で自然を感じました。

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午後からは室内でのワークショップです。

グループに分かれて、「午前中の感想」と「ガイドのマロさんは何してた?」を出し合い、全体で共有しました。

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志賀は参加者から出た内容を、一つずつ書き留めていきます。

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「あれは何だったんだろう?観光ガイドじゃなかったよね」という率直な感想や「フレームを使ったアクティビティは、心に残った景色がフレームを通した景色となって印象的だった」など、たくさんの感想が出てきました。

対して、「マロさんは何してた?」の問いには「要所要所できっかけづくりをしてくれたけど、少し離れたところで見ていた感じ」など感想よりは少なめ。
実はマロさんのガイドは、多くの事を語らない代わりに、参加者自らが体験を通してその地域の歴史や良さを知ることができるよう、たくさんの工夫が凝らされていたのでした。
これには参加者もびっくり。

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今回のプログラム最後の「インタープリテーションとは何か」のレクチャーも、午前中に体験した事を振り返りながら聴くことができ、とても充実した研修となりました。

マロさん、たくさんの感動をありがとうございました。

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歴史的な観光資源も多い朝倉市を訪れてみてください。ステキなガイドがあなたをお待ちしてますよ。

(主催:あさくら観光協会)