森の恵みを体験を通して感じてもらうキッズフォレスターの活動。
福岡市水源林ボランティアの会のみなさんのご協力のもと、
今年度は11月23日(祝)と27日(土)の2日程で実施しました。

水源林ボランティアさんにサポートいただき、玉切りを体験
まずは森の多面的機能を感じてもらおうと、隣接する森や川での観察をしました。

川で深呼吸すると、澄んだ気持ちの良い空気を感じる事ができました。

水はとっても冷たくて5秒浸けるのがやっと!
上流からたくさん流れてくる水は元は雨で森の中に蓄えられ、やがて川になります。

27日の観察では1cmほどのヒラタドロムシという水生甲虫の仲間の幼虫を見つけました。
おもしろい生きものだなぁ!!
次はスギ林へ移動し、福岡市水源林ボランティアの会さんによるスギの伐採の様子を
見せていただきました。
間伐をして、スギが密生し過ぎないようにすることで、残ったスギが立派に育ちます。
暗くならないよう手を入れたスギ林は水源林としてもより多くの水を保持するのです。

スギの幹にチェーンソーで受け口、追い口を入れた後は参加者のみなさんに
引っ張ってもらい、スギを倒します。

森に大きな音が響き、背の高いスギが見事倒れました。
パチパチパチ!

27日にはスギが倒れる際に隣の木にかかってしまいましたが、
みなさんが力を合わせて最後は無事に倒すことができました。
倒したスギはまず枝払いをします。
ノコギリで幹から枝を切り落とし、枝を一か所に集めました。

大人に手伝ってもらいながら枝払いを体験
次に丸太切りの体験。

厚さ1cmほどのところで切ればコースターにもなります。
ただ切るだけでなく、切ったスギを私たちの生活に活用したいですね。
そこで今回はスプーンやフォーク、えんぴつのクラフト体験もしました。

スプーンの柄の部分をヤスリで磨きます。

まわりのスギの材に腰かけて、のんびりとクラフト体験。

みなさん、おつかれさまでした。森のえんぴつもできたよ!
第1回目の23日は雨が降ったり止んだりの悪天候でした。
それでも両日程ともに森やその恵みを楽しみ、様々な体験をすることができました。
森を身近に感じるきっかけとなったのなら幸いです。
2日程ともにご協力いただいた福岡市水源林ボランティアの会のみなみなさま、
本当にありがとうございました!
主催:福岡市環境局環境監理部環境調整課