今回で4回目となる、アイランドシティ中央公園からお届けする小さな自然かんさつ会。
ゲストに博多昆虫同好会の牟田さんをお迎えして、テーマは「アイランドシティ中央公園の冬はどんな虫たちが暮らしているのかな?」です。
まずは冬でもあたたかい体験学習施設「ぐりんぐりん」からスタート。咲いていたのは、ピンク色のブーゲンビリアの花でした。
ぐりんぐりんでは熱帯地方のチョウを飼育していて、ホウライカガミという葉っぱの裏にはオオゴマダラの卵がついていました。
マクロレンズでかんさつしていると、小さな幼虫も発見!
オオゴマダラがどんなチョウかは、体験学習施設ぐりんぐりんのページの下の方を見てみましょう。
さて、お次はぐりんぐりんの外に出て、冬の虫たちを探しますよ。
こちらはチャミノガというミノムシのなかま。
真横を向いて枝にくっついていましたが、腹筋疲れないのかな……。
こちらはチョウセンカマキリというカマキリの卵のう。
カマキリがいるということは、カマキリの食べるバッタもこの辺りにたくさんいるんでしょうね。
エノキという樹の根元の落ち葉をめくると現れたのは、ゴマダラチョウの幼虫。
落ち葉の裏なんて、ふつうに歩いていたら見ませんが、こんなところにも虫がかくれているんです。
途中、メジロのさえずりが聴こえて、しばし耳を澄ませました。
集まっていた樹の葉をみると、ニスを塗ったようにツヤツヤ!
このツヤツヤは樹液で、メジロはこの甘い樹液を目当てに集まっていたようです。
朽ち木も冬の虫の大切な隠れ場所なのだそう。ここに隠れていたのは……
ユミアシゴミムシダマシ! 寒い中、起こしてごめんね!
冬のアイランドシティ中央公園でも、少し注意深く探すと、いろいろな虫たちが隠れていることがわかりました。
身近にこうした生きものが集まる環境があるのはうれしいですね。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
機会があればアイランドシティ中央公園にも、実際に足を運んでみてください。
(主催:小山・FM福岡共同事業体)