第7回 庭池ビオトープの生きもの(2022年2月)

糸島の古民家に移り住んで1年が経ちました。

玄関前には、小さな人工の庭池があります。

 

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おそらくかつては、コイでも飼育していたのだろうという雰囲気です。

昨年ここに住み始めたときは、何年も水を抜いたままの状態で、落ち葉とノハカタカラクサなどの植物でいっぱいでした。

一方、奥に水たまりが残っていたのか、ウスイロオカチグサという水辺を好む陸貝もいました。

昨年の夏、その池に生えた植物や泥を減らして、ヒビを塞ぎ、排水口にふたをして、水を入れました。

最初はたくさんのボウフラも湧きましたが、じきに落ちつきました。

そして、次に現れたのはアカハライモリでした。

 

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岩陰に最初から隠れていたのかもしれません。

その後、ヤゴなどの水生昆虫も出現しました。水があるだけで、色々な生きものが集まってきます。

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そしてこの冬、そこにニホンアカガエルの卵塊を見つけました。

最初に発見したのは、5歳の息子です。

1月末。オンライン勤務中のことでした。

「おとうさん! いけにカエルのたまご、あったよ!」

勤務時間なのも忘れ……てはないですが、カメラを片手に池に急ぐ私。
パッと見ても気づかないところに、その卵はありました。

よく見つけたなぁ。

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数日後にはさらに卵塊が増え、全部で6つの卵塊が出現。

そして、これを書いたまさに今、新たに7つが見つかり、合計13個。

産んでくれるのはうれしいことですが、この小さな池に対して多すぎるようにも感じます。

 

ニホンアカガエルは、冬に浅く水の溜まった環境がないと、産卵できません。

13個も卵塊が出現したというのは、それだけニホンアカガエルが多いということなのでしょうか。
それとも、それだけ繁殖に適した環境が少ないということなのでしょうか。

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最近はふ化して、よちよち泳ぎの小さなオタマジャクシも現れ始めています。

成長の様子を確認するのが、日々の楽しみです。

 

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