第9回 庭とメンタルの手入れ(2022年4月)

私はメンタルが弱いと自覚しております。

ネット界隈では「豆腐メンタル」なんて言葉も聞きますが、私はウスカワマイマイ並みに殻の薄いマイマイメンタルです。

特に最近の悩みは、ニュース報道への接し方です。

戦争や虐待、性暴力のような報道に接すると、心の殻のようなものが削られて、気づくとナメクジ化しています。

ここのところ戦争のニュースが絶えなくて、常にメンタルが削られている感じがあります。

無力感に苛まれたり、それがネガティブに発展して自己嫌悪になってしまったり…。

ふだんは平気だったような、ちょっとしたことでも心がヒリヒリする、ナイーヴな状態です。

とは言え、言葉にしないだけで、あるいは自覚していないだけで、今、同じような気持ちの人も多いのではないでしょうか。

 

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マイマイメンタルの私にとって、殻の修復手段を持っておくことはとても大切です。

家族など、人の愛情に接するのも良いですが、池や庭を手入れするというのも、心の殻を取り戻す手段になっていると感じます。


仕事の合間のほんの少しの時間、庭木の伸び過ぎた枝やひこばえを剪定するだけでも、不思議なくらい気持ちがスッキリします。

伸び過ぎた枝とともに、伸びすぎた心のトゲも剪定しているような、そんな詩歌でも詠みたくなるような瞬間です。
気持ちが今ここにある自然に向かい、この木はどうしてこんな形に伸びたのかなぁ、これからどうするのかなぁとか想像していると、時間を忘れます。

 

生きものを観察するのも良いです。

池を見ていると、いろいろな生きものが動いているのが見えて、気持ちが和らぎます。

最近はアカハライモリが元気で、水の中をスイスイと泳いでいく姿が小気味よいです。

やっぱり詩歌でも詠みたくなります。

 

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グリーンシティの活動でも、森の手入れをしたり、生きものを観察したりする場面はよくあります。


心がヒリヒリするようなとき、そっと自然に触れられる。

そんな場や機会の大切さを、あらためて実感しています。