第10回 野草の天ぷら(2022年5月)

私は野草の天ぷらが好物です。

毎年、自分の誕生日の夕食メニューにしてもらっています。


野草の天ぷらは、ただ食べておいしいというだけでなく、いつも見ている植物が「どんな味がするんだろう」とわくわくするのも、好きな要素の1つです。

古民家に住み、野草を庭でとれるようになったというのは、とってもうれしいです。

 

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妻が夕食を天ぷらにすると教えてくれたときは、リモートワークの合間にめぼしい野草を摘んでおきます。

はさみは使いません。手でちぎれるやわらかい部分がおいしいからです。

○シンプルにおいしいもの

野草の天ぷらのなかでも、私がシンプルにおいしいと思うのは、ユキノシタと、ヨモギです。

ヨモギの香りは天ぷらにしても消えず、食欲をそそります。

 

ユキノシタはうちの池の周りにあるのですが、あまり多くありません。

今後ユキノシタが増えるように、はびこっている外来植物を除草したり、分散させて植えてみたり、ちょこちょこ手を入れております。

 

カラスノエンドウ、ハコベの類、ハハコグサ、オオバコ、スギナ、ミツバ、カキの若葉、イノコヅチ、ツバキの若葉なども、くせがなくておいしいです。

 

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○個性の強いもの

独特な香りの強い、ドクダミ。

ちょっと勇気がいるかもしれませんが、天ぷらにすると独特のにおいは半減して、これが意外といけます。

パクチーのようなクセのある味が好きな人にはおすすめかも。

カキドオシもまた、ドクダミほどでないにせよ、個性があります。


○味のあるもの

スイバは熱が通るとフニャフニャになりますが、酸味があっておいしいです。

5歳の長男もスイバの天ぷらが好きなようで、「おいしいすっぱさ」だと言います。

サクラの若葉には苦みがあって、奥の方にほんのりサクラの香りもあって、良いです。

 

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まだチャレンジしていない野草もいろいろあります。

今後食べられるようにと願って、池には近所で採ったセリを植えました。

たくさんふえて、気軽に食べられるようになるといいなぁ。


※野草には危険な毒草もあります。識別に自信のないものは食べないようにしましょう。