かなたけの里で、夏の里山観察会を行いました。虫たちのことを色々教えてくれるのは「まこっちゃん」こと冨永誠さん。

管理棟の研修室からスタートした観察会。
あいさつをしていたら、ザーッと大粒の雨が降り出しました。
外に行けるかなと心配になりましたが、少ししたらなんとか雨が止み、
まずは生きもののために残してある草原で、バッタ追い込み漁スタート!

白いレジャーシートにバッタやコオロギたちを追い込み捕まえます。
草の中からたくさんの虫たちが飛び出してきて歓声が上がりました。
たくさん捕まえた虫たちを観察しようとしたら、
また雨が降ってきたので、研修室に戻って観察することに。
顕微鏡をテレビに繋いでみんなで観察しましたよ。

細長い顔のショウリョウバッタ。キョトンとした目がおもしろい!

黒くてツヤツヤのツマグロバッタ。かっこいいなぁ!

こちらもショウリョウバッタだけど、茶色の縞々模様がおもしろい。
まこっちゃんいわく、脱皮のたびに周りの環境に色を合わせているそう。
バッタやコオロギに加えて、キリギリスもたくさん捕れました。
キリギリスは肉食だから、それを支えるたくさんの虫たちがあの草原にはいるんですね。
さぁ、再び雨が上がり、もうひとラウンド!
お次は広い原っぱで網を使って、トンボやチョウを捕まえてみよう。

トンボはすばしっこくて中々捕まえられません。

止まっているトンボが居たぞ〜〜!!でもあんなに高いところ・・・
パパさんやママさん、中学生のお姉さんにも頑張ってもらって、
色々捕れたところでまた部屋に戻っての観察タイムです。

すごい!トンボの複眼!!
今日捕まえることができた生きものたちは…
ショウリョウバッタ、ツマグロバッタ、ツチイナゴ、トノサマバッタの幼体(?)、
マメコガネ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、エンマコオロギ、
キリギリス、シオカラトンボ、キタキチョウ、モンシロチョウ、ツバメシジミ、
クサギカメムシなど14種以上の虫。
ヌマガエル、カタツムリの仲間のウスカワマイマイも入れて、
たくさんの生きものを観察することができました。
優しく色々なことを教えてくれたまこっちゃん、ありがとうございました!
参加者のみなさまもありがとうございました!

最後、生きものを元に戻すのを手伝ってくれた子どもたちもありがとう!
「ハラビロカマキリは木が好きだからここに返してあげよう。」
捕まえた生きものはみんな元気なまま元いた場所へ。
また今度もっと大きくなったバッタたちに会いに来てくださいね!
(主催:かなたけの里公園)