「南区こども大学2022」にて現地開催した「こうのす山で森のワークショップ」、前半3回分の様子をまとめてお伝えします。こうのす山で森を学び、ノコギリでお手入れ体験。最後は材を使って森のスプーン&フォークを作成しました。たっぷり詰まった3時間、身近な森に興味を持ってもらえたかな〜?

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まずは森の木をご紹介。
こうのす山に生えている主などんぐりの木が並んでいます。
左からスダジイ、マテバシイ、コナラ。
幹の違いの様子がわかりやすいですね。写真を撮って覚えたい!という参加者も。
昔の人が木を燃料としていた痕跡、株立ちの木や炭焼き窯の跡も見ていただきました。

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生きもの探しタイムでは、木の幹、落ち葉の中、葉っぱの裏などから、
ちょっとの時間でも色んな生きものが見つかりました。森の豊かさを実感。
こちらの女の子が見つけたのは大きなツクシマイマイ。

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「ジジジジ…↓」
捕まえようとすると鳴きながら下に落ちてしまったアブラゼミ。弱ってる。
このイベントでは前半の8月上旬と後半の下旬とで、聞こえてくるセミの鳴き声が変わっていくんですよね。

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「何これ?!」男の子が地面に盛り上がった土くれを発見。真ん中に穴がぽっかり開いていて、下にも続いていました。

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ミミズの糞塚に似ている気がするけど…?森の種類は大きいの作るのかなあ?それにしてもお見事。

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学んだあとは森を元気にするお手伝い。落ち枝で土留めを作ります。散らばっている枝をエッサホイサ!

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大きなものは細かくしましょう。ノコギリを使います。今回初めて使うという子もスタッフや保護者のサポートの元、太い枝を切り分けました。

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「気持ちい〜」汗をいっぱい流しながら「もっと伐りたい!」とハマっている子も。

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こうやって掘った溝に枝を重ねて落ち葉を詰めて完成!雨が降った時、それまでは表面を流れていっていた水の流れがここから地中にゆっくり染み込んでいくはず。

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森から区役所へ戻ってきたらスプーン&フォークづくり。
こうのす山に生えていたマテバシイやシロダモの枝を磨いて柄の部分を作ります。
森でたくさん汗をかいた子ども達ですが、まだまだ元気いっぱい!

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納得いくまで磨いたら〜

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私だけの森のスプーン&フォークが完成!
今晩のカレーで早速使う!といってた親子もいましたよ。
この日学んだこと、体験したことを使う度に思い出してくれるといいなあ。

(主催:南区企画振興課/「こうのす山で森のワークショップ」運営業務委託)