2月12日(日)は、生きものと私たちのくらしトーク・カフェ第3回「MARKETでつながる森と私たち」を開催しました!今年度私たちがまもるーむ福岡で実施する最後のイベントです。
ゲストはマーケットイベント「THININNG」を主催する林 博之さん。糸島前原から山の問題を多くの人に知ってもらおうという目的で活動されています。
今回はトーク・カフェでは珍しい対話形式。林さんにTHININNGについてお話しいただきながら、志賀が掘り下げていきましたよ。

実は2年ぶりに再会した2人。

福岡で豪雨による甚大な被害が問題視され始めた6年前。山の問題をなんとかしたいけれど林業素人の自分がどういう風に声をあげたらよいかわからないと悩んでいた林さん。まずは「人が集まる場をつくろう」と始めたのがTHINNINGでした。現在までに約11回開催しているそうです。
 
イベントの空気感が伝わりやすいという動画を観せていただきました。
昨年日田で開催された「THINNING FES in日田」の様子です。
インスタでも公開されていますよ。https://www.instagram.com/reel/ClMA4SwDIXY/...
出展者は木工家や洋服、飲食関係の個人、企業など。多いときは40組みが並ぶそう。地域で活動されている方を中心に、主催者で話し合って声をかけているそうです。すでにTHINNINGのような活動をしているメジャーな団体もありますが、林さん達はお客さんが自分事として受け止められるように、イベントではその地域の要素を大事にしているそう。
THININNGの活動を知った大分県の日田や北海道の東川町などから声がかかり、出張で開催もしているそうです。最近はデパートなどの商業施設から催事の依頼も来ているとのこと。今春、天神の商業施設で短期間出展されるんですって、詳しくはHPやSNSをチェック!
 
お話の後、会場では「えんたくん」を使ったワークショップ、オンラインでは林さんへの質問を集めました。参加者から「THINNINGは身近な人に誘いやすいイベント」という感想が。これにはGCFスタッフもうんうんと頷いてしまいました。「いきなり森においでよ!」ってハードルが高い。その前の入り口としてTHINNINGなら気軽に誘える感じがします。普段自然から離れている人にも山の問題に目を向けてもらえそうな場ですよね。
現在、日本各地で問題となっている荒廃林の問題は、自分たちが生きているうちには解決されないだろうと林さんは言います。それでも、実現可能な範囲で自分たちにできることを継続していくことが大事。次世代に伝えていかなくてはならないとおっしゃっていました。

奥の絵画は画家のミロコマチコさんが博多阪急での催事の際に描いてくれたもの。

ビーチクリーンも始めたTHINNINGさん。一緒に何ができるか模索中とのこと。

この海洋ゴミがあのかわいいキーホルダーに!オンラインの皆さんにもお届け〜!

会場ではえんたくん。OLでは質問を収集、の図。新しいカタチです。

Tシャツも素敵!

活動をしていると、画家やミュージシャンなど芸術家の方々が自然と集まってくるのだそうです。

ゲストの林博之さん。糸島でアウトドアグッズのお店をされています。