篠栗町の「森の案内人」養成講座の第2回は二ノ滝寺を訪問し、桐生智弘副住職にご講義いただきました。

先日降った雪がまだ残る二ノ滝寺。お堂はとても趣があり、居るだけでその神聖な雰囲気が味わえます。篠栗霊場についての歴史や森林セラピーとの繋がりについてお話いただき、お遍路の際のお参りの仕方やお作法についても教えていただきました。明治時代に入ると廃仏毀釈のあおりをうけ、存続の危機があったこと。それでも霊場を残したいと地元の人々の運動によってそれを乗り越えたこと。それが今の森林セラピー基地としての篠栗に繋がっていて、私たちに引き継がれているということを知ることができました。智弘副住職、たくさんのことを丁寧に教えて下さり、本当にありがとうございました!

二ノ滝寺訪問で気持ちが高まった後、夫婦杉コースを歩きました。コースに着いた頃、雪が降り始め、寒~い!!足元の雪に気を付けながら、進みます。ヒゲさんいわく、雪は振動をよく吸収するそうで遠くの音が届かなくなるため、森の中はいつも以上に静かになるそう。聞こえるのは近くの雪が降る音や私たちの足音、少しの野鳥の声。歩くだけでいつも以上に癒されたような気がします。
静かな森でそこが守り続けられた歴史の重みも感じながら、とても素晴らしい経験ができた半日でした。

主催:篠栗町産業観光課