月1回のシリーズものの主催イベント「まちなか森のガイドウォーク」を実施しました。記念すべき第1回は薬院大通駅に集合し、赤坂緑地を回って桜坂へ行くコースです。参加者のみなさんと自己紹介をしてから出発しました。
最初の目的地は小烏(こがらす)神社です。希望者は参拝し、クスノキやアラカシの大きな木を観察しました。「近くは通っていたけど、こんな素敵な神社があったとは」「八咫烏(やたがらす)って足が三本ですね」みなさんとお話しながら、先に進みます。
享保の大飢饉で亡くなった人たちを供養する「味噌喰地蔵尊」に手を合わせ、まちなかの大きな緑である赤坂緑地へ。
福岡市には71か所の特別緑地保全地区があり、赤坂緑地もその一つです。元は武家屋敷だった場所なので、カエデやサルスベリなどお庭の名残を感じることができます。なかでも盛り上がったのが、ムクロジの木。羽根つきの玉に使われる黒い大きな実がたくさん落ちていました。実の周りの果皮には石鹸成分サポニンが含まれているということで、ヒゲさんが手を洗ってみました。水をかけるとしっかりと泡立ちます(みんなの歓声)。
参加者のみなさんとビワ茶とゴボウ茶を飲んで休憩した場所では、大きなタブノキが花を咲かていました。その後、桜ヶ峯神社へ。神社前の細道に江戸時代のなごりを感じながら、鳥居をくぐりました。ここには祓戸(はらえど)四神とも呼ばれる、4柱の「祓い」を司る神様が祭られています。その後、桜坂天満宮を経由し桜坂駅前にゴール!
コースの中に歴史を感じ、また新緑の気持ちよさも感じながら、たっぷり2時間楽しみました。次回は「桜坂駅から南公園、浄水通をくだって薬院大通駅へ」行くルートを探索します。
主催:NPO法人グリーンシティ福岡