10月5日(土)にネイチャーツアー第3回「漁船で体感する博多湾の恵み」を実施しました。
全3回の連続講座の「ふくおかの森里川海つながりネイチャーツアー・現地編」。私たちのくらしを支えてくれる身近な自然に触れ、現地で体験しながら楽しく学びます。今回は、伊崎漁港の漁師さんのご協力のもと漁船を5隻出していただき、博多湾をクルージングしながら海から福岡の自然を学びました。

前日まで海が荒れていたそうですが、当日はほとんど波がなく、涼しさもあり、気持ち良かったです。漁師さんに志賀島、能古島、玄海島をはじめ、マリンワールドはあそこだよと教えてもらいます。漁師さんへの質問コーナーでは漁に出る時間や今採れる魚介類、好きな魚介類、仕事でやりがいを感じるとき、後継者のお話など、各漁船でたくさんの質問が出ました。船の生け簀のシャコやエビを見せてもらったチームも。
 
海側から室見川を眺めたときには、第1回の森編、第2回の田んぼ編をふりかえりながら、川を通して山からの栄養が海に流入するので、海を守るには山を大事にしなければならないことをお話ししました。
 
漁船から降りた後は事前に準備していただいていた海の生きものたちの観察の時間。カブトガニ、テナガダコ、ガザミ、クルマエビ、ハタの仲間のタカバ、ヘイケガニなど、たくさんの生きものと触れ合いました。エビがぴょーんと飛び出したり、アナゴがぬるっと逃げ出したり。子どもたちから歓声が上がり、とても楽しい時間を過ごしました。
 
半田会長をはじめ、伊崎漁港のたくさんの漁師さんのご協力をいただき、このイベントを開催することができました。伊崎漁港のみなさん、ありがとうございました。
また伊崎漁港の夕市に来て、食べることでもつながりを感じてくださいね。
そして3回を通してふくおかの森里川海の自然を一緒に学んでくれた参加者のみなさま、ありがとうございました!
(主催:福岡市環境局環境調整課)