志賀島ビジターセンターの目の前にある湿地にて、「カニが寝てる間に湿地の手入れ」を開催しました。地元の幼稚園に通う子ども達や卒園児の親子、自然に関心のある大人の方々が集まってくれましたよ。カニ達が冬眠している静かな冬の湿地を探検した後、小さな子も大人が見守る中で草刈体験。湿地の手入れを行いました。

当日は晴れ。青空と枯草色の取り合わせがとてもきれいでした。
長靴を履いて軍手をつけて準備をしたら、湿地の探検に出発!
背の高いガマ、ヨシを掻き分け踏みならし、目指すは川とつながるポイント。
夏、この湿地で暮らすベンケイガニの仲間たちはお腹に抱えたたくさんの子どもを放すため、海を目指します。
その時にここを通るに違いないという場所を確認しました。

探検の後は手入れ体験。
訪れた人が木道から生きものを観察しやすいように、また、もう少し水が溜まる場所が増えるように作業開始。
小さな子達も稲刈り経験ありとのことで、ノコ鎌を使ってガマやヨシを刈り取りましたよ。
「一気にたくさん刈ろうとするよりも、ちょっとずつの方が捗る」と気づきを得た子もいたようです。うれしいことにニホンアカガエルの卵塊も1つ発見!海水の影響がありそうな場所ですが、果たしてオタマジャクシ達は生育できるでしょうか。

作業を進めていると、「うわあああ」と度々あがる大人の悲鳴(笑)
ガマの穂が大人気で、あちこちで子ども達が爆発させていました。
飛び散った種は光に当たるとキラキラして雪のよう。幻想的。服やかばんは大変なことに。

最後は植木鉢的なやつに枝を突き刺して完了!
鳥が止まり木に利用してくれるといいな。

この湿地に関するパネル展示「休暇村のビオトープをのぞいてみよう展」はビジターセンター別館で2/1(土)の午前中まで開催しています。
センターにお越しの際は湿地の周りもぜひ歩いてみてください!

(主催:福岡県 共催:一般財団法人休暇村協会 休暇村志賀島)